【インプレ】憧れのGIVIケースを愛車スーパーカブ110に装着、取り付け方法も解説!
容量43LのE43NTLなら、形状次第でヘルメット2個が入る!
同時に容量43Lのモノロックケース「E43NTL」をテスト用にお借りした。ベースはB32BOLDと共通の汎用タイプなので、ベースを外さずにボックスだけ入れ替えることが可能だ。 明らかに容量が大きく、ヘルメットの形状によっては2個収納できる。普段使いや日帰りならB32BOLDもいいが、宿泊ツーリングをするならコチラがオススメ。各部の造りもこちらの方が豪華だ。
装着してみたらキャリアの関係でベースがリヤ寄りに
ここからはスーパーカブ110(JA44)の装着方法を解説したい。結論から言えば、汎用ベースでも何とか装着できるが、安定感や見た目を重視するなら別売パーツを使った方が断然オススメだ。 まず付属の固定パーツを使って、ベースとキャリアを固定してみたが、JA44に限らずスーパーカブのキャリアは構造が少し独特。一般的なリヤキャリアは下部にすき間があるのに対し、カブ系はリヤフェンダーとほぼ密着している。 そこで、すき間を確保でき、付属の金具で固定できる箇所を探っていくと、ベースが後ろ寄りになってしまった。
カブ向けの専用パーツもアリ、これでベストな位置に
そこは国内正規代理店であるデイトナも承知のようで、同社オリジナルの「77639 スペシャルキャリア」(8580円)が用意されている。 ちなみにカタログでは「スーパーカブ110(JA10)と同50(AA04)、クロスカブ110(JA10)」のみが適合車種となっているが、デイトナに問い合わせてみると、愛車スーパーカブ110(JA44)にも適合しているとのこと。つまりキャリア形状が共通の現行110(JA59)と50(AA09)、クロスカブ110/50(JA45、JA60/AA06)にも装着可能だ。 これでスペシャルキャリアは固定完了。続いて汎用ベースを置いて、GIVIボックスに付属するスクエアワッシャーの取り付け位置を決める。標準位置のセンターから前後に3cm程度は調整可能。筆者の体格ではボックスに背中が当たるので後ろ寄りにしてみた。
[まとめ]カブ主は専用キャリアを推奨、そしてGIVIは超便利!
B32BOLDやE43NTLなどのモノロックケースをスーパーカブに装着しようと考えている人は、やはり専用のスペシャルキャリアを使うのが便利。試行錯誤してフィッティングパーツを自作するのもいいが、実にラクチンだし安心感が高い。 それにしてもGIVIケースの使い勝手は素晴らしい。カッチリした造りと洗練された外観、そして着脱がワンタッチでできるのがいい(筆者はホムセン箱をベルトで固定しているため、着脱がタイヘン!)。 やや値は張るものの、その価値は十分。世界中でベストセラーになるのも納得だ。
沼尾宏明