欧州移籍を推薦!? 外国人アドバイザーが激推しする高校サッカー最強の逸材(9)一級品のテクニック! 運ぶ技術が高すぎる
12月28日に開幕した第103回全国高校サッカー選手権大会。ここには、未来の日本サッカーを担っていくであろう逸材たちが数多く存在している。その中でもとくに注目すべきは誰なのか。今回は、公認スカウトの資格を持ち、数々の国際的な移籍に携わってきただけでなく、日本サッカーにも精通するイタリア人アドバイザーのフランチェスコ・ヴィッラ氏に、高校サッカー最強の逸材を選んでもらった。(選出・文:フランチェスコ・ヴィッラ、翻訳:佐藤徳和)
FW:門田翔平(かどた・しょうへい) 生年月日:2006年9月29日 所属:高知(高知) 高知高校が明徳義塾高校に7-0と圧勝した高知予選決勝を私は興味深く観戦しました。関心をそそるチームで、攻撃的なサッカーを展開し、クオリティーの高い選手たちが揃っています。 このチームの中で特に印象に残ったのは、背番号10番の門田翔平です。彼は一級品のテクニックを備え、ファイナルサードならどこでも自由自在に動ける選手です。その多くの特長の中でも特に目を引くのは、ボールを運ぶ能力の高さです。その技術により、ボールを保持したまま素晴らしい加速を見せることを可能とします。加えて、常に頭を上げてプレーするため、適切なタイミングで正確なスルーパスを出して味方を活かすこともできます。 優れた視野を持つだけでなく、決定力も高く、この決勝戦ではニアポストの角を突く見事なゴールを決めました。とても印象に残る選手です。