八村塁とホーバス監督の「関係性が良くなかったのは事実」…渡辺雄太が騒動に言及
バスケットボール男子で今夏のパリ五輪代表の渡辺雄太(千葉J)が28日、都内で取材に応じ、男子日本代表のトム・ホーバス監督の続投に否定的な意見を繰り返している米プロバスケットボール協会(NBA)レーカーズの八村塁の発言や一連の騒動に言及した。渡辺はホーバス監督の続投への強い支持を表明した。 【写真】日本代表や日本協会についての思いを語る八村塁
渡辺は、八村とホーバス監督の「関係性が良くなかったのは事実」と説明。2人の対立の契機は、昨年9月のワールドカップ後にホーバス監督による「(パリ五輪の)代表に参加したいのなら八村から連絡してきてほしい」という趣旨の発言にあると明かした。
渡辺によると、八村の代理人はNBAに集中すべきとの方針でホーバス監督との連絡を遮断しており、八村と直接連絡を取る手段がなかったという。「常に間に2人以上が入っている状態で、とてもじゃないがいいコミュニケーションがとれる訳がない」といい、関係が修復できない状態が続いていたと説明した。
渡辺はその上で、「トムは誰よりも日本代表にふさわしいヘッドコーチだと思っている。代表に関わるスタッフのほとんどはそう思っている」と続投への支持を表明。八村の発言以降、ホーバス監督のチーム強化への批判も集まる中、「トムの今までの功績が否定されているような状態。連絡を取っているが『正直すごくしんどい』と言っている。今回の件で、万が一トムが(指揮官の座から)退くようなことがあれば、恐らく今の日本代表は崩壊していくと感じている」と述べた。