「1日1杯のみそ汁」で肝臓から脂肪が消えていく…肝臓専門医が明かす、驚愕の科学的事実
たった一杯の「やせみそ汁」が脂肪肝も撃退
肝臓に起こる異常のうち、最も多くを占める「脂肪肝」は、その名の通り、肝臓に中性脂肪が溜まった状態です。脂肪肝になると、肝臓の機能は当然衰おとろえ、代謝が落ちて太りやすくなります。今や成人の3人に1人が脂肪肝ともいわれるため、早めの対策が肝心です。 肝臓の脂肪を減らすためには、糖質と脂質を適正量に抑えながら、代謝のスイッチを入れるタンパク質をしっかりと摂取し、代謝を促すために必要なビタミンやミネラルを過不足なく摂る必要があります。さらに、肝臓と密接に関わっている腸内環境を整えるため、食物繊維も摂るよう心がけなくてはいけません。 これらすべてを満たしてくれる魔法のような食べ物、それこそが「やせみそ汁」なのです。毎朝、具だくさんのみそ汁を最低1杯飲むだけで、肝機能は自然と回復し、代謝のよいやせる体が手に入ります。 そんな「奇跡のやせみそ汁」ですが、作るポイントは、たった3つだけ。みそはお好きなものを使ってかまいません。
「奇跡のやせみそ汁」を作るたった3つのポイント
【ポイント1:具はたっぷり入れる】 理由→脂肪を今より増やさないため 肝臓太りの最大の原因は糖質の取り過ぎによるもの。みそ汁に肉や魚、野菜などの具材をたっぷり入れると、お腹が自然と満たされて主食の量が減り、糖質の取り過ぎを防いでくれます。さらに、食後血糖値の上昇がゆるやかになり、脂肪を溜め込む原因となるインスリンの分泌量も抑えられるので、太りにくくなります。
ポイント2:タンパク質をプラス
理由→代謝スイッチが入り脂肪が消える 肝臓は、アルコールを分解して解毒する働きがあります。その働きを担う物質がタンパク質です。また、傷ついた肝臓を修復するときにもタンパク質は必要です。タンパク質は体に溜めておくことができないので、適量をできるだけ毎食摂る必要があります。そのときに特に意識してほしいのが、朝食で摂るタンパク質。1日のはじまりにタンパク質を摂ることで肝臓にある代謝のスイッチが入り、一日中、効率よく糖質や脂質をエネルギーへと変換してくれます。 タンパク質は、肉、魚、卵、大豆、乳製品のどれか1つに偏らず、できるだけいろいろな組み合わせで摂るといいでしょう。朝であれば包丁を使わず調理できる豆腐や卵、魚介の缶詰などがおすすめ。