モッチャリ感がたまらん…大阪のナット企業発の謎多きキャラクターがSNSで話題に
今、インターネット上を中心にかわいいもの好きの心を掴んでいるキャラクターがいる。それがゆるみ止めナットを開発・製造する「冨士精密」(大阪府豊中市)のマスコットキャラクター・ググだ。 【写真】ぬいぐるみになってもかわいい… 「ナット」をモチーフにした顔にぽよんとしたボディ・・・。その独特でキュートなデザインは「モッチャリ感たまらん」「本当にかわいい」と人々を魅了し、今ではファンアートを描く人も続出。それにしても色々と謎の多いググだが、どういったコンセプトのもと生まれたのか。同社の広報担当に話を訊いてみた。 ■ 人気なものの・・・まだまだ謎多きキャラ「ググ」 「冨士精密製作所」として創業した同社は1999年に設立30周年を迎え、社名を「冨士精密」に変更。同時に、企業キャラクターとして今回話題の「GUGU(ググ)」が誕生した。 もともと、鉄道や高速道路、高層ビルや電化製品、オートバイにも使われている同社の代表的製品「ゆるみ止めナットU-NUT」を、よりさまざまな人に知ってもらうという目的のもと生まれたググ。そのため、名前も自社製品のナットを力強く締める際の「ググっと」から由来しているという。 キャラクターデザインは、『赤兵衛』などで知られテレビ番組でも活躍する漫画家・黒鉄ヒロシ氏が手掛けた。「宇宙を自由に闊歩する様」をイメージしているとのことだが、気になるのはやはりその正体。広報担当者に聞いてみると、「男の子ということは分かっていますが、その他の情報は謎に包まれています」とのことで、ますますミステリアスさが深まった。 SNS上では「グッズが欲しい!」という声もチラホラ見かけるが、現在の時点ではグッズ販売の予定はないとのこと。ただ、同社の展示会や取引先向けにボールペンやメモ帳、クリアファイルなどの事務用品、ハンカチ、ぬいぐるみ、さらにバレンタインとハロウィンにノベルティを作っているそうだ(うらやましい!)。 反響を受け、広報担当者は「ググちゃんを通して冨士精密だけでなく、当社製品の『ゆるみ止めナットU-ナット』が実はさまざまな場面で使われていることを知っていただけると非常にうれしいです。そして今後とも『安心と安全』をお届けし続けたいと願っています」とコメントしている。 取材・文/つちだ四郎