魔人ブウの秘密も明らかに? 謎多き最新作『ドラゴンボールDAIMA』を考察してみた
10月11日より、アニメ『ドラゴンボール』シリーズの最新作『ドラゴンボールDAIMA』(フジテレビ系)が放送開始となる。原作者・鳥山明さんが最後に手掛けた作品ということもあり、大きな注目を集めているが、その全容はいまだにほとんど明かされていない。一体どんな作品になるのか、これまで公開されている情報をまとめつつ、その内容を考察してみたい。 【写真】『DAIMA』新キャラ(左から)ゴマー、デゲス、ドクター・アリンス なお、10月6日には40周年記念イベント「ドラゴンボール ダイマツリ」にて第1話の世界最速上映が行われたが、本稿ではその内容には一切触れずに考察を行うので安心してほしい。 『ドラゴンボールDAIMA』について現時点で判明しているのは、孫悟空をはじめとしたメインキャラクターたちが何者かの陰謀によって“小さな姿”にされてしまうこと。そしてもう1つは、「大魔界」という世界をめぐって冒険が繰り広げられることだ。 予告映像では悟空が久しぶりに如意棒を使った戦闘を披露し、子ども姿のまま「超サイヤ人」に変身する様子が登場。さらに界王神(ミニ)、新キャラクターのパンジ、グロリオと一緒に未知の世界を旅するところも描かれている。 ここで「大魔界」という名称から連想されるのが、『ドラゴンボール』シリーズでしばしば登場していた「暗黒魔界」の存在だ。これは宇宙の裏側の次元にある世界で、魔人ブウ編に登場したダーブラが統率していたという。 原作では軽く名前が出てきた程度だったが、ゲーム『ドラゴンボール ゼノバース』シリーズにてダーブラの妹・トワが登場するなど、いわゆる死に設定にはなっていない様子。またティザー映像では、黒幕と思わしき人物が魔人ブウとバビディに関心を向けているシーンがあった。バビディは「暗黒魔界」の住人という設定が存在するので、もしかすると「大魔界」は「暗黒魔界」と関係があるのかもしれない。 だとすると、物語のカギを握っていそうなのが魔人ブウだ。今でこそお馴染みのキャラクターとなっている魔人ブウだが、実はその出自には謎が多い。かつてバビディの父・ビビディに生み出されたとされている一方で、ビビディは覚醒や封印の呪文を知っていただけという説もあるなど、設定が定まっていない。 『ドラゴンボールDAIMA』の制作発表にあたって、鳥山さんは「ドラゴンボールの世界観の謎にも迫る展開」というコメントを寄せていた。あくまで勝手な期待ではあるが、魔人ブウ誕生にまつわる秘話が明かされるとしたら盛り上がること間違いなしだろう。