チューリップ、スイセン、クロッカス…春に楽しみたい球根の花を植えるなら今!簡単な寄せ植え方法とは?
球根の寄せ植えをつくる5つのステップ
1.まず、深さ30~50cm以上の深い鉢を使います。「植える球根の数によって、鉢のサイズを決めるのがおすすめです」と話すのは、ランドスケープデザインを手掛けるスタジオ・ポリヤーナのガーデンデザイナー、ポリー・ウィルキンソン。「例えば、深さ40cmの鉢なら、40個ほどの球根が最適です」 2.次に、鉢に土を入れます。「鉢底に水抜き穴があるものを選びましょう。水はけが悪いと、球根が腐ってしまいます」とポリー。「鉢底に堆肥をたっぷり敷き詰めてください」 3.堆肥を敷いたら、球根を重ねていきます。「最初の層は、鉢の上部から40~50cmほど下になるのが好ましいです。遅咲きのチューリップやアリウムがおすすめ」とポリーは話します。「詰めても大丈夫ですが、球根同士が触れないようにしましょう。尖ったほうをうえにして植えるのがベストですが、迷ったら横にして植えても大丈夫です。球根は自然に芽を出す方向を探すことができます」 4.いちばん下の層の球根を置き終えたら、10cmほど堆肥を入れ、次の球根を重ねます。「この層に植えるのは、早咲きのチューリップやスイセン、クロッカス、ヒヤシンス、アイリスなどがおすすめです」とポリー。「球根は少し重なっていても大丈夫。土のなかでスペースを見つけ、根を伸ばしたり、芽を出したりすることができます」。 5.鉢のいちばんうえまでこの作業を繰り返します。最後に、鉢の上部までコンポストを入れて完成です。「土がむき出しになるのが嫌なら、秋から冬にかけて花を咲かせるビオラやエリシマム(ウォールフラワー)を植えておくのもおすすめです」とポリー。
通常5月頃ですが、花が咲き終わったら、球根を土から取り出します。葉はつけたまま、涼しい場所で保管しましょう。 葉が枯れてくると、球根に栄養が戻ります。来年のために、直射日光を避け、風通しの良い場所で保管するとよいでしょう。 一般的に、球根は毎年花を咲かせますが、2年目以降は開花がひかえめになる花もあります。「花が終わったら、球根を掘り上げ、新聞紙に包んで涼しい場所で保管しましょう」とグラハムはアドバイスします。「来年の秋に再び植えてあげれば、また美しい花を咲かせてくれるでしょう」 ※本記事は、House Beautifulからの翻訳をもとに、モダンリビング デジタルが編集して掲載しています。