チューリップ、スイセン、クロッカス…春に楽しみたい球根の花を植えるなら今!簡単な寄せ植え方法とは?
「球根の寄せ植え」は、何カ月間にもわたって美しい花を楽しむことができる、人気のガーデニングテクニック。秋は、さまざまな球根を植え付けるのに最適な季節です。花咲く春に向けて、球根の寄せ植えに挑戦してみませんか? 球根の寄せ植えのコツやポイントを、専門家が解説します。 【写真集】球根の簡単寄せ植え方法|春により美しく咲かせるための5つのステップ
球根の寄せ植えとは?
今回ご紹介する球根の寄せ植えは、球根を何層にも重ねて植える方法です。まるでラザニアをつくるようであることから、英語では「球根ラザニア」と呼ばれることもあります。 具体的には、鉢のいちばん下に遅咲きの花の球根を植え、そのうえに、早咲きの花の球根を重ねていきます。開花時期の異なる球根を層のように重ねていくことで、途切れることなく花が咲く状態をつくることができます。
寄せ植えに適した球根は?
球根の寄せ植えには、次のような球根がおすすめです。 ・スイセン ・クロッカス ・チューリップ ・アヤメ ・アリウム 「スイセン、クロッカス、チューリップなど、春に花を咲かせる球根を植えて、庭を彩りましょう。さまざまな種類の花を組み合わせたり、同じ花でも色や品種を変えてみたり、楽しみ方はあなた次第です」。そう話すのは、イギリスのガーデニング会社、クラウン・パヴィリオンズのガーデニング・エキスパートであるルーク・デジャハング。 イギリス原産のワイルドフラワーの種を扱う、ケント・ワイルドフラワー・シードの専門家、シャーロット・デネのおすすめは、球根の寄せ植えにワイルドフラワーの種を使うこと。 「コバンユリ(スネークヘッド・フリティラリー)、イングリッシュ・ブルーベル、スノードロップ、ワイルドシクラメンなど、個性的な花々もおすすめです。まるで森のなかにいるような、優しい雰囲気が広がりますよ」
球根は何層まで重ねて植えられる?
「寄せ植えは、2層から3層がおすすめです」と話すのは、園芸用品を扱うLBSホーティカルチャーの園芸専門家、グラハム・スミス。「それ以上になると、とても深い容器が必要になります」