【花粉症対策に】アレルギーを抑える部屋づくりのコツ(専門家が監修)
ソファやクッションは革製やビニール張りのものにする
滞在時間が長く、人が触れる機会の多いソファやクッションは、ダニやカビが繁殖しやすい。特に、布で包まれたアイテムはダニのすみかとなるため、レザーやビニール素材などダニが入り込めない素材を選ぶことも大事。
布製のぬいぐるみなどは置かない
ソファやクッションと同様、布製のぬいぐるみはダニやカビの温床となりやすいので、特殊素材のものを選ぶように。
床にはできるだけ物を置かない
ダニのフンや死骸、花粉は低いところに溜まりやすい。そのため、床に置くものを減らすことで掃除機をかけやすくなり、部屋の隅々までアレルゲンを除菌できる。また、ラグはダニやカビのすみかとなるため、敷かないのがベター。
湿度計を置いておく
ダニは湿度が高いと活発に動き、花粉は空気が乾燥している空間で飛散しやすい。アレルゲンに応じた湿度管理(40~60%)を。
花粉対策にはブラインドよりもカーテンが有効?
花粉の入り口となる窓につけるなら、隙間の多いブラインドよりも、花粉をキャッチして侵入を防ぐカーテンがおすすめ。
ベッドルーム&クローゼット:空気清浄機や防ダニアイテムの活用がカギ
家の中で最も、生きているダニや、その死骸やフンなど、さまざまなアレルゲンが存在するベッドルーム。 「布団の上げ下ろしをすることでリビングの約1000倍、寝返りを打つと約8~10倍のダニのフンや死骸のタンパク質が寝室空間に浮遊。また、そのほとんどが約30分後には床などに落ちていきます。掃除に加え、空気清浄機をベッド近くに置く、寝具に防ダニ効果のあるカバーを掛ける、ラグやぬいぐるみなどダニの行き場となるアイテムを置く場合にはお手入れするなど、対策をしましょう」(白井先生) 「空気清浄機の周りに障害物を置かないようにしましょう。エアコンの向かい側に設置すると、エアコンの気流との相乗効果で効率が上がります」(ダイキン広報)
空気清浄機を設置する
寝室に置くならベッドから1m以内の近い場所、さらにアレルゲンが溜まりやすい床に設置すると効果的に除去してくれる。
除湿機を併用する
寝室は湿度も上がりやすい。湿度が60%を超えると、ダニやカビが繁殖したり、ダニの活動が活発に。湿度は40~60%の間を保てるようにしよう。