こうして夫は「離婚した妻」にすべてを奪われた…!財産分与の時効を逆手に取った「毒妻」が送り届けた「恐怖の手紙」のヤバすぎる中身
「もうやっていけない…!」
しかし、妻の問題は金銭感覚だけではありませんでした。妻は片付けられないタイプ。修人さんは衣服の洗濯を専業主婦の妻に頼んだのに、洗濯された衣服が修人さんの元へ戻ってこないことが繰り返されました。例えば、下着やYシャツ、靴下など出勤するのに必要な衣服ばかり。なぜでしょうか? 納戸には妻の私物があふれ返っており、どこに何があるか分からない状態だからです。しかも、妻は一度、手に取ったものを仕舞わず、床の上に置いたままにするので、足の踏み場がありません。 修人さんはそのことを注意するのですが、妻は「ああ、そう」という感じで真剣に聞こうとせず、週末に修人さんが片付けても、また元に週中には戻ってしまうのです。挙句の果てには妻が掃除機をかけないので、何度には高さ1cmのほこりが蓄積する有様。いわゆる「汚部屋」です。 納戸に掃除機をかけるかどうか。そんな些細なことをきっかけに大ゲンカに。妻は居住空間だけでいい、修人さんはすべての部屋に掃除機をかけるべきと言い、お互いに譲らず、夫婦の仲はますます険悪に。 そして妻が結婚指輪まで紛失してしまったことで、結婚生活は終わりを告げます。 さすがの修人さんも堪忍袋の緒が切れ、妻に対して激高。「それがどういうことだか分かっているのか? 僕のことを粗末に扱っているから、そういうことになるんだろ?もう一緒にやっていけない!」と言い放ったのでした。 それから2年後、修人さんは筆者のもとにやってきたのでした。 つづきは後編『へそくりに隠された毒妻の「財産収奪計画」の手口が狡猾すぎる…!時効を知らずに借金を重ねた「夫の悲しき末路」』で詳しく見ていきましょう。
露木 幸彦(行政書士・ファイナンシャルプランナー)