写真：ローマ加入の際にも大勢のサポーターが出迎えていた

ローマに所属するアルゼンチン代表FWパウロ・ディバラが、アル・カーディシーヤへの移籍を拒否し、ローマに残留することを決断したようだ。ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏が伝えている。 【動画】ディバラ「ありがとうローマ。日曜日に会おう」インスタグラム上でローマ残留を表明！ サウジアラビアへの移籍がささやかれていたディバラだが、ローマに留まる決断を下したようだ。これまで、ディバラはアル・カーディシーヤと合意に達し、またローマとアル・カーディシーヤの間でも合意が迫っていると報じられていた。 しかし、ディバラはアル・カーディシーヤの3年間で7500万ユーロ（約121億円）の給与というオファーを拒否したという。また、同選手は自身のインスタグラム上でサポーターに向けて「ありがとうローマ。日曜日に会おう」と投稿した。 現在30歳のディバラは、2022年7月にユヴェントスからフリーという形でローマに加入した。2022－23シーズンと昨シーズンは負傷に悩まされながらも、2シーズン通算で公式戦77試合に出場して34ゴール18アシストという成績を残した。今シーズンはセリエA第1節のカリアリとの試合に途中出場していた。 ディバラは、ローマとの契約を2025年6月まで残している。ジャーナリストのニコロ・スキーラ氏によると、ディバラがシーズン15試合以上に出場すれば2026年6月まで自動的に契約が延長されるという。また、同選手がローマから受け取っている給与は700万ユーロ（約11億円）であり、これに200万ユーロ（約3億円）のボーナスが加わるという。 ディバラがローマ残留を決意した理由は、サポーターからの思いがこもった反応、チームメートとの別れのあいさつ、自身の家族など様々な要因が同選手の心を揺さぶったようだ。 特に、ローマの練習場でスタッフやチームメート全員に別れのあいさつを告げたあと、ディバラが自身の車で練習場を後にする際に、大勢のサポーターから温かく見送られたことが大きな要因の1つとなったようだ。この見送りでは、サポーターたちによる同選手へのチャントが合唱されるほどだったという。