「レザーの手入れ“やりすぎ”てない?」意外な方法で実はOK!大切な革小物を長持ちさせる最強メンテ術をスタイリストが徹底解説【夏の“カンタン”3分メンテ】
汗をかくのはしょうがないけど、愛用品についた汗ジミや汚れを放っておくと取り返しがつかないことも!?やはり長く使うにはケアが大事!ってことで、ここではやり方も効果もカンタンな、メンテの極意を指南しよう! ⇒【写真】革小物を長持ちさせるメンテ術の詳しい画像を見る(全7枚) 今回は、お手入れのハードルが高そう……な「革小物」をメンテナンス。プロのメンテ術を知れば革グッズも怖くない! 教えてくれるのはこの方! スタイリスト 佐々木 誠さん ファッション、インテリア、生活雑貨、料理まで幅広いジャンルを網羅。さらにDIYの腕も一級品なマルチスタイリスト。
革小物ってどうやって手入れするの? ⇒「革の種類を知ったうえでメンテナンスするのが大事」
まずはタイプを把握しよう 「手持ちの革小物に水を1滴垂らし(目立たない場所で試してね)、1分まてば塗装膜の有無が判別できます。塗装膜がある場合は水滴となり、一般的に顔料仕上げorセミアニリン仕上げと呼ばれる塗装方法。一方で塗装膜がない場合は水が染み込み、アニリン仕上げ。それぞれの革でメンテのやり方が違うため、まずは革の種類を把握しましょう!」 A:塗装膜あり 表面がコーティングされたタイプの革は、水分や油分などの液体が浸透しない。 B:塗装膜なし 表面に膜がないタイプの革は、水分や油分などの液体が奥へ浸透していく。
A:塗装膜がある革のメンテナンスにはコレ
フォルフ レザーメンテナンス ウエットシート ¥968 水を主成分とし、オイルを配合した特殊シート。サッと拭くだけで付着した汚れを落とし、オイルが革のしっとりした素材感をキープしてくれる。7枚入り。 「塗装膜がある革のメンテナンスは、基本的に乾拭きだけで十分。実は“手入れしすぎない”が長もちさせる秘訣なんです。なにより塗装膜の表面をキレイに保つことが大事なので、汚れが目立ってきたらシートで優しく拭き上げてください。毛穴の溝の汚れを掻き出して、保護成分が質感や風合いを保ってくれます」
B:塗装膜がない革のメンテナンスにはコレ
フォルフ 保革オイル ¥4,180 表面に塗装膜がない革は、使っていくうちに油分=潤いが失われていく。それを補うためのオイルがこれ。革がカサついてきたと感じたら、ウエスにオイルをなじませ優しく塗って潤いをプラス。アニリン仕上げに使用可能。
取材・文/金子邦彦 撮影/村本祥一(BYTHEWAY) スタイリング/佐々木 誠
MonoMaxWeb編集部
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