「メーカー希望小売価格」と「定価」の違いって何ですか? パソコンを購入しようと各種HPを見たのですが、公式サイトと通販サイトで値段がかなり違っており、少し不安になりました…。
パソコンを購入しようと公式サイトや通販サイトを見比べていると、同じ機種でも価格が大きく異なることに気づくかもしれません。 「公式サイトと通販サイト、どちらで購入したほうがよいのだろう」と悩むこともあるでしょう。特に「メーカー希望小売価格」と「定価」という言葉が混乱を招きがちです。 本記事では、「メーカー希望小売価格」と「定価」をはじめ、類似する言葉の違いを紹介するとともに、パソコンをお得に購入するためのポイントをお伝えします。
メーカー希望小売価格とは
メーカー希望小売価格とは、製造元であるメーカーが「このくらいの価格で販売してほしい」と、目安として設定する価格です。市場の動向や製造コストを考慮して決められますが、あくまで希望に過ぎません。 小売店がこの価格で売る義務はなく、実際には値下げや値上げが行われるケースもあります。そのため、販売価格がメーカー希望小売価格を下回ることも多く、消費者は得した気分を感じられる場合があるでしょう。 ■定価との違い 定価とは、製造元が設定した「変更できない販売価格」のことです。小売店は定価で消費者に提供することが求められます。 しかし、業者間の自由な競争が妨げられるとして、日本の独占禁止法では、原則として定価制度は認められていません。例外的に、書籍・雑誌・新聞・音楽ソフトなどのメディア商品やたばこに関しては認められています。 ■オープン価格とは オープン価格とは、メーカーが小売店への卸値を設定し、実際の販売価格は小売店に任せるという価格設定の方式です。オープン価格では、メーカーは具体的な小売価格を提示しないため、店舗ごとに価格が異なる場合があります。 ■参考小売価格とは 参考小売価格とは、メーカーや製造業者が公式サイト以外で発表している目安の価格です。主に小売店での販売価格を設定するための参考として使われますが、場合によってはセット販売や送料、追加料金を含んだ価格が表示されるケースもあります。 また、並行輸入品や逆輸入品においても、参考小売価格が提示されることがあるようです。