風呂、トイレ、洗面・脱衣所。水回りは大胆に変える価値あり!
洗面台を外に出しつつ、ゆるく空間をつなぐ。 以前、洗面所と風呂、トイレは、キッチンと隔てられていた。それをキッチンの向きを変え(A)、ランドリーとバスルーム(B)と一直線に。洗面台(C)は脱衣所から離して外に出しているので、玄関からもキッチンからもアクセスできるように。
キッチン、脱衣所、洗面所は引き戸を開けると、つながった空間にもなる。マンション、費用約350万~450万円、工期3~5週間。
配置を換えたキッチンを洗面・脱衣所と一体化。 元は変則的な間取りだったが、キッチンの配置を換えてダイニングとともにリビングの中に組み込み(A)、そのまま引き戸で洗面・脱衣所(B)へとつなげた。ここからバスルームへ入れるので温熱対策にも。独立した場所にあるトイレの脇にもう1つ小さな洗面台を設置して(C)、手洗いだけできるようにしている。
マンション、費用350万~450万円、工期3~5週間。
2.風呂、脱衣所、トイレをゆるく一体化。
洗面・脱衣所とバスルームは隣接してつながっているけれど、トイレは独立して廊下の扉から入る。そんな造りが以前は一般的だったけれど……。 「今は将来のバリアフリーのことを考えて、洗面所から引き戸でトイレに入れる間取りを提案しています。脱衣所とバスルームをつなげてこちらも引き戸にすると、家族がシャワーを浴びていてもトイレには影響しません」 また、トイレはタンクレスに替えることで便器回りがコンパクト化し、スペースを有効活用することもできる。 「水回りの設備機器そのものが進化してきているので、それを替えるだけでも使い勝手は変わります。その機会にせっかく水回りを直すなら、位置を見直してみるというのも重要です」
トイレの扉の向きを変えてひと続きに。 二世帯住居にする際、共用の洗面・脱衣所(B)と浴室(A)は個別に使えるよう、かつ個室からもアクセスしやすいバリアフリーに。トイレの扉の向きを変え、引き戸でゆるくつなげた。