民進党・林右昌秘書長、自民党本部を訪問 森山幹事長らと会談/台湾
(台北中央社)与党・民進党の林右昌(りんゆうしょう)秘書長は9日、東京の自民党本部を訪れ、森山裕幹事長らと非公開で会談した。インド太平洋地域の情勢や経済安全保障、防災、気候変動などについて意見を交わした。民進党が同日、報道資料で明らかにした。 林氏は郭国文立法委員(国会議員)や北部・新北市の山田摩衣市議らと共に7日から10日までの日程で訪日。7日には大阪で日本維新の会の所属議員とも会談した。 林氏は歴代の自民党総裁が長年にわたって台湾を支持し、台湾海峡の安全に関心を寄せていることに対し、党主席(党首)を兼務する頼清徳(らいせいとく)総統に代わって感謝を伝えた。また自民党青年局が毎年のように台湾を訪問していることに触れ、民進党も同様の組織の立ち上げを検討していると言及。定期的な相互訪問の仕組みを確立したい考えを示した。 先月行われた野球の国際大会「プレミア12」も話題に上がった。林氏は双方の国民が互いを尊重し、応援し合っていたのは非常に得難いことで、偽りのない感情でもあったと述べた。 自民党からは森山氏や中曽根康隆青年局長、国際局の幹部らが参加した。 (葉素萍/編集:田中宏樹)