最終プロテストを控えるアマチュア・今西さくらが初出場「しっかりアンダーで回りたい」【マイナビ ネクストヒロインツアー】
<マイナビ ネクストヒロインゴルフツアー第9戦 マイナビカップ(一日競技)◇11日◇瀬田ゴルフコース北コース(滋賀県)◇6408ヤード・パー72> 最後はお互いを称えあう握手【写真】 今季からマイナビネクストヒロインゴルフツアーに登録し、初出場を迎えるアマチュア・今西さくらは奈良県出身のハタチ。同ツアーは1つ上の先輩・都玲華を通して知ったという。都とは共通のスポンサー、「エスプールゴルフチーム」を通して知り合い、仲良くなった。 8月、KOMAカントリークラブ(奈良県)で行われた「エリエールレディスアマチュア選手権2024」(関西大会)で優勝。11月に開催される国内女子ツアー「大王製紙エリエールレディス」への出場権を獲得した。さらに、前週のJLPGAプロテスト第2次予選(C地区)はトータル6アンダーの17位タイで突破。初日と3日目にはボギーなしでプレーした。 「マネジメントが思ったようにいったので、グリーンを外しても難しいアプローチが残っていなくて、ピンチが少なかった」と、ボギーフリーに繋がった。今年はプロテストに向けて、アプローチとパッティングの強化に取り組んできた。それが形になって好スコアに結びついたが、最終プロテストはそうはいかない。 2次では、「ドライバーを何ホールか曲げてしまったところがあって、大洗でそれをやっちゃうとセカンドが打てない状況になる」。最終プロテストが行われる大洗ゴルフ倶楽部(茨城県)は日本では珍しいシーサイドリンクスコース。難易度は国内最高峰と言われ、マネジメントだけでなく、様々な球を打てる技術が要求される。「ドライバーをしっかり緩まずに振って、まっすぐ行くように」と見つけた課題に調整を続ける。 得意クラブはドライバー。高校卒業後は、トレーニングに取り組み、筋力量を増やした。体力維持のために「バイクを漕いだり、下半身だけにならないように上半身も」と全部をバランスよく鍛えるように心がけているという。その効果もあって、飛距離の伸びを実感。身長は153センチと小柄ながら240ヤード飛ぶようになった。 普段は、攻めるゴルフよりもコツコツパーを拾いながら、チャンスが来た時にバーディを狙うプレースタイル。目標は「ボギーよりバーディの方が多くなるように、しっかりアンダーで回りたい」。同ツアー初めての試合に「緊張してます」と話したが、ボギーを打たないゴルフで上位を狙っていく。(文・小池文子)