小池都知事が定例会見11月24日(全文1)豊洲市場移転と開場は30年10月中旬
東京グリーンボンドについて
3つ目が、東京グリーンボンドであります。あれ、もうやったんじゃないのと思われるかもしれませんが、今回は個人向けの東京グリーンボンドであります。仮の条件が決定したので、今日お知らせをいたしておきます。東京都では、日本の地方公共団体で初めてのグリーンボンドについて、皆さんにもお話をしたところであり、先月、機関投資家向けの100億円分の発行をいたしまして、大変ご好評をいただきました。今回お知らせするのは個人向けの東京グリーンボンドであります。つまり第2弾ということになります。 第1弾と合わせますと200億円相当の規模となります。仮条件でありますが、ご覧のように、条件決定前に投資家の皆さんにお示しをする債券の予定利率の範囲のことでありまして、年2.00%から3.00%ということになりました。最終的な利率については、これから市場環境などを踏まえて確定されるものでありまして、最終的には公表は12月7日の午後に発表させていただくことといたしております。 年限であるとか、通貨、発行額などは、ご覧のとおりになっておりまして、売り出しの期間は12月の8日から19日までとなっております。口座開設には期間が要しますので、取り扱いの金融機関へは早めにお問い合わせをいただきたいと存じます。また、念のため申し上げますけれども、これは外貨建ての債券でございまして、これには為替リスクが生じます。販売窓口となる金融機関から十分にご説明を聞いた上で、ご検討をいただきたいと存じます。 そうそう、それから、去年の東京環境サポーター債っていうのをトライアルで行いましたけれども、発行いたしましたけれども、その経験を踏まえて今年度の東京グリーンボンドでありますけれども、これは第三者機関からこれは良好なボンドですよと、債権ですよという評価を取得いたしております。これはドイツの第三者機関でありまして、グリーンボンドとしての適格性であるとか透明性を確保して発行することとしたわけで、第三者に見てもらっていると。そして調達した資金でございますが、ご覧のような太陽光パネルの設置を含めました都有施設の環境対策などに活用をいたします。都といたしまして、東京グリーンボンドへの投資を通じた皆さま方の後押しで、スマートシティの実現に向けた取り組みを加速化していきたいという考えでございます。ご協力のほどよろしくお願いを申し上げます。