小池都知事が定例会見11月24日(全文1)豊洲市場移転と開場は30年10月中旬
豊洲市場への移転と開場時期について
次、豊洲市場への移転関連で私のほうから1点申し上げます。豊洲市場への移転と開場時期についてはこれまで業界の皆さま方のご協力、ご理解をいただいて今月6日の新市場建設協議会で平成30年の10月中旬ということまで合意が得られたところでございます。そして都としましては今後業界の皆さまのご理解を得て、早期に具体的な移転の期日を決定していきたいと、このように考えております。 これに関連いたしまして、先日、江東区長が豊洲市場への移転の件、会見でお話をされました。で、区長のご発言は江東区が示されたにぎわい施設の整備など、東京都がはっきりと見通しを示して、地元区として豊洲市場を気持ち良く迎え入れられるようにということで、都として努力をしてほしいというお考えを示されたと、このように受け止めているところでございます。 地元住民の方々、そして江東区の理解、ご協力いただくというためにも東京都としてしっかり取り組んでいきたいと、このように思います。で、あらためて申し上げますけれども「千客万来施設」の事業というのは場内、そして場外市場が一体となって育んできた築地特有のにぎわいを受け継ぎ、発展させるものでありまして、豊洲ならではの活気、そしてにぎわいを生み出すということで、日本の中核市場としての豊洲市場の魅力を高める。そして地域のまちづくりや活性化に貢献するということで、そういう事業となっているわけでございます。 都としましては新たな豊洲ブランドの構築、これが必要になってくるわけで、そのために事業者との基本協定にのっとりまして、この場外、築地特有のこの貴重な財産でありますにぎわいを引き継ぐ「千客万来施設」を最優先に整備するように努力をしてまいります。それから豊洲のにぎわいづくりについては江東区と知恵を出し合いながら取り組んでまいりたいと考えております。 それから市場移転後の築地の再開発でありますけれども、基本方針で食のテーマパークということをお示しをしております。これはこれまでの築地の歩んできた歴史を踏まえて1つの考え方として申し上げたものでございます。そして築地再開発については、ご承知のようにすでに検討会議を立ち上げておりまして、そこで自由な発想で検討していただき、民間で主導をしていただいて進めると、このように立て付けとなっております。これから民間からのご提案を募集するわけでありますけれども、その際は先行する「千客万来施設」事業のコンセプトとの両立であるとか、それから相乗効果を図れるような、そのように十分配慮した形で募集をさせていただくと、こうしたことを「千客万来施設」の事業者や江東区にも丁寧に説明もし、ご理解いただくように都としても努めていくという所存でございます。 その上で、市場の業界団体の皆さんにも、都の取り組みであるとか江東区の意向などをしっかりとお伝えしてご理解をいただく。新市場建設協議会については早期にご開催をいただき、具体的な移転期日を決定できるようにご調整をいただきたい、賜りたいと思っております。また、追加対策工事でございますけれども、入札が不調となった案件がございますが、ご心配をお掛けいたしておりますけれども、移転や開場日に影響が生じることのないように速やかに再発注を進めているところでございます。今後とも業界の皆さんのご理解、そしてご協力いただきながら円滑な移転に向けて進んでいきたいと、このように考えております。 私のほうから以上5点。5点ですね。2、4、5。はい。5点についてご報告などお伝えをいたしました。では、幹事社どうぞ。 【連載】小池都知事が定例会見2017年11月24日 全文2へ続く