小池都知事が定例会見11月24日(全文1)豊洲市場移転と開場は30年10月中旬
東京文化プログラムについて
2つ目は文化プログラムに関連してのお知らせでございます。東京文化プログラムについては、リオ大会のあと、例えば東京キャラバンとかTURNといった、さまざまなジャンルの事業に取り組んできたわけでございますが、現在も2020年に向けてそれぞれの事業、そしてまたプログラムが展開されているところであります。これから文化の面からも、2020年大会に向けてさらなる機運情勢を図っていきたいと考えております。芸術文化都市・東京としての魅力をさらに向上させていく、そのためには国内外に対して訴求力の高いプロジェクトの展開が必要だと考えます。 そこで東京文化プログラム全体の戦略的なプロモーション、そしてコンテンツの象徴となる目玉イベントの実施に取り組むことといたしました。取り組み内容ですけれども、戦略的なプロモーションの一環といたしまして、国内外から注目が最も集まる2020年の4月から半年間実施をする東京文化プログラム。これを、名前を、Tokyo Tokyo FESTIVALと銘打つことといたしました。そしてそこで集大成となる文化事業を展開していくという考え方でございます。 これまでに予定しているプログラムに加えて、象徴となる目玉イベントも企画を予定をいたしております。それから2020年に向けての期間ですけれども、東京文化プログラムの、まずそういうプログラムがあるっていうことを知っていただかなければなりませんし、また機運を、がーっと醸成していくというために、Road to Tokyo Tokyo FESTIVALと、Tokyo Tokyo FESTIVALへの道として、国内外への発信、そして拡散力の強化に努めてまいります。 さらに具体的な取り組みとしては、ショーアップされた発表会を定期的に開催して、東京文化プログラムのコンテンツやラインナップについて情報発信を途切れないようにしてまいるということであります。こうした取り組みを効果的に進めていくためにも、情報発信の分野への知見とか、経験に富んだ方で、東京芸術文化評議会の評議委員である川上量生さんに、東京文化プログラム統括プロデューサーとして中心的な役割を担っていただくことといたしました。 それからTokyo Tokyo FESTIVALのロゴでございますけれども、このようにベースを使いながら、FESTIVALという字、この文字を加えたということでございます。今後、このロゴを広く展開し、また浸透させてブランディングを推進していく考えであります。それとオリンピック・パラリンピックの機会でございますので、東京を訪れる多くの海外の方々に東京、そして日本各地の文化や魅力を強く感じていただくように努めてまいります。 そのために、例えば屋外広告物の規制の緩和、これによってインパクトのある広告を設けるということで、広く情報発信をすることを考えていきたいと思います。それから東京にもっと興味を持っていただく、そのきっかけづくりということで、海外の映画ロケの積極的な誘致を行うなど、文化や魅力の発信力の強化に向けたさまざまな方策について考えてまいりたいと思います。 そして、このTokyo Tokyo FESTIVALの目玉となる事業でありますけれども、これを公募いたします。この事業の、民間の皆さん、お1人お1人であるとか、組織であるとかいろいろのところに、企画公募をいたします。ラグビーのワールドカップは2019年の秋からでありますけれども、翌年のパラリンピック閉会式、つまり2020年9月までの間に実施をする、東京文化プログラムの企画アイデアの募集ということであります。 先ほど申し上げましたように、個人であるとか団体であるなどを問いません。さまざまな分野の事業企画を広く募集いたしまして、採択した企画については東京都やアーツカウンシル東京の主催事業として実施をするという考えであります。世界中から注目を集めるまたとないチャンスでございますので、この機会を生かして想像力とチャレンジ精神にあふれた企画をえりすぐりまして、多くの方々の記憶に残る事業を実施してまいりたいと考えております。 伝統的な芸術文化から現代アートとかアニメなどポップカルチャー、サブカルなどなど、さらにはファッション、食文化など、多種多様な分野から、誰もがわくわくする、そんな企画を多くの都民の皆さんから募ってまいりたい。そして多くの都民の皆さんが共感する企画など、これは国内外から素晴らしいアイデア、数多く集まることを期待いたしておします。ですから個人であれ、団体であれ、日本国内であれ、海外からであれ、参加が可能ということであります。応募の受け付けでありますけれども、来年2月の1日から1カ月間となりますので、今から企画アイデアを練っていただいて、奮ってご応募をいただきたいと思います。 そのほか、企画公募に関する詳細は、今日から開設をするサイトがあります。Tokyo Tokyo FESTIVALのホームページを設けましたので、こちらからご確認をいただきたいと思います。ぜひ、素晴らしい文化の発信も、この東京、ラグビーワールドカップ、2020年東京オリンピック・パラリンピック大会、これを機に、しっかりと世界にPRをしていきたいと思います。