帰国果たせぬまま47年…横田めぐみさんの帰国を願う音楽集会 「拉致問題は他人ごとではない」
新潟放送
当時13歳だった横田めぐみさんが北朝鮮に拉致されてからきょうで47年です。新潟市の小学校では早期帰国を願ってめぐみさんの同級生らによる演奏会が開かれました。 【写真を見る】帰国果たせぬまま47年…横田めぐみさんの帰国を願う音楽集会 「拉致問題は他人ごとではない」 【記者リポート】「遠く離れた横田めぐみさんに届くように力強く、思いのこもった音色が体育館に響いています」 横田めぐみさんの母校 新潟小学校で開かれた音楽集会。めぐみさんの帰国を願い、「横田めぐみさんの同級生の会」代表の池田正樹さんや、 同じく同級生でバイオリニストの吉田直矢さんらが演奏しました。 【めぐみさんの同級生 吉田直矢さん】「拉致問題は難しい問題なのにもかかわらず、それこそ自分のことのように受け止めてくれてるんだなというのを感じながら演奏させてもらいました」 1977年11月15日。当時、寄居中学校1年生だっためぐみさんは学校から帰る途中に北朝鮮に拉致されました。 あの日から47年。同じ寄居 中学校に現在 通う樋口菜那さんは、めぐみさんへの思いを作詞作曲した歌を披露しました。 最後は全校児童およそ450人で「翼をください」を合唱。その演奏や歌声を母の早紀江さんも電話越しで聴いていました。 【横田めぐみさんの母 早紀江さん(88)】「いつまでも、いつまでも、こうしてめぐみのことを覚えてくださって、早く帰りなさい、帰りなさいと呼びかけて下さって本当にありがとうございます」 拉致された当時の年齢13歳に近い、子どもたちはどのように受け止めたのでしょうか。 【6年生は】「日本に帰ってきてほしいという思いが演奏から伝わってきて、とても感動しました。そしてより一層めぐみさんに日本に帰ってきてほしいという思いが強くなりました」 【6年生は】「日本国民には拉致問題が自分事になっていなくて、他人事になってしまう人が多いと思うので、拉致被害ををしっかり全国に伝えて拉致問題を自分事として捉えてほしい」 【同級生の会 田正樹 代表】「めぐみさんが13歳で拉致されて47年経ってしまって60歳還暦なんですよね。もう時間がないですから、焦っているくらいですから、解決に向かってまい進してほしいと思います。日本政府に」
めぐみさんはいま、北朝鮮のどこにいて、なにをしているのでしょうか。帰国を果たせないまま、11月15日で47年となりました。
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