【山形】雪・緊急時の連絡手段に不安の声…7月大雨で被災した住民とタウンミーティング 酒田市
さくらんぼテレビ
酒田市は、7月の大雨で被災した住民から意見を聞く「タウンミーティング」を開いた。住民からは本格的な冬を前に、「雪」に関する不安の声が多く挙がった。 これは、酒田市が「復旧・復興方針」をまとめるにあたり被災した住民から意見を聞くもの。初めての開催となった28日夜、大沢地区の住民を対象に開かれた。 会では、市から今後5年をかけて行う復旧・復興の基本方針とロードマップの案が示され、意見交換が行われた。 災害の発生から4カ月が経ち、被災地ではまもなく本格的な冬を迎えるが、住民からは「復旧途中の国道344号できちんと除雪が行えるのか」といった不安のほか、現在、仮住まいをする女性からはこんな声も…。 (住民) 「ボランティアに入ってもらい、周辺の住宅はサッシもなく骨組みだらけで、ことしの冬はどうなるか心配。積雪で倒壊する恐れがある。早急に解体するなら解体してほしい」 また、災害発生直後は電話がつながりにくかった上、緊急時の連絡手段が機能しておらず早急に対応してほしいという指摘もあった。 (住民) 「青沢の克雪センターにあった防災無線が全く使えなかった件の回答が来ていない。発災から4カ月も経つのに」 (住民) 「同じ無線がここ(大沢コミセン)にもあるのに全く使えなかった。使ってみたが全くダメ、無線が使えないのでは」 (酒田市・中村慶輔企画部長) 「次の災害が来る前までにつながるような形に出来ればと、非常に大きな課題として捉えている」 (酒田市総務課・荒木英義主幹) 「早急に対応しなければならない意見・要望もあったので、担当課につないですぐに対応していきたい」 タウンミーティングは今後、市内の西荒瀬や松山・平田地域などでも開かれる。市は、意見を反映した「復旧・復興方針」を2025年1月末をめどにまとめる考え。
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