「老後2000万円問題」が話題になりましたが、最近の物価高を考えると世代によっては「2000万円では足りない」のでは?と思います。何かできる対策はないのでしょうか。
老後に備えるための4ポイント
老後に向けたお金を備えるためのポイントの1つ目に、公的年金を少しでも増やすことが挙げられます。妻が夫の扶養に入っている場合には、夫婦共働きで厚生年金に加入することで年金が増える可能性があります。 次に挙げられるポイントが、少しでも長く働くようにすることです。近年では、70歳を過ぎても働いている方が珍しくありません。定年後も稼げる準備をしておくとよいでしょう。また、退職金や年金制度を確認して金額を把握しておけば、「いつまで働く必要があるのか」など計画を立てるのに役立ちます。 3つ目のポイントは、固定費の削減です。例えば携帯電話会社を格安SIMなどへ変更することで、毎月の通信料金を削減できる可能性があります。また、生命保険などの保険料にかなりの金額をかけている家庭が少なくありません。子どもが独立したら、死亡保障よりも医療保険や介護保険を充実させるなど、ライフスタイルに合わせた見直しが必要です。 そして最後のポイントが、「資産形成」です。受け取る際にも税制優遇のあるiDeCoやNISAを活用することで、利回りで増えたお金を老後に残せる可能性があります。
老後に向けて準備しよう
「老後2000万円問題」が話題になったこともありましたが、「老後4000万円問題」というフレーズも話題となっているようです。事実、物価高が今後も続けば、世代によっては2000万円だけでは老後の生活が心もとない可能性もあります。 老後に備えるためには、年金や資産を少しでも増やしていくことが重要です。老後に苦労しないためにも、今から準備しておきましょう。 出典 総務省 家計調査報告〔家計収支編〕2023年(令和5年)平均結果の概要 日本年金機構 令和6年4月分からの年金額等について 総務省 2023年(令和5年)平均消費者物価指数の動向 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部