対中鉄鋼関税、3倍増も 米大統領、検討を表明
【ピッツバーグ共同】バイデン米大統領は17日、米東部ペンシルベニア州ピッツバーグの全米鉄鋼労働組合(USW)本部で演説し、中国製の鉄鋼とアルミニウムの制裁関税を3倍に引き上げることを検討すると表明した。日本製鉄が買収を提案したUSスチールは「米国の企業であり続けるべきだ」と強調し、買収に反対するUSW寄りの姿勢を改めて示した。 バイデン氏は、中国政府が鉄鋼会社に多額の補助金を支給し、過剰生産によって鉄鋼価格の下落を招いているとして「彼らはだましている」と批判した。