【写真：Getty Images】

　UEFAユーロ2024（EURO2024）・決勝トーナメント1回戦の2試合が現地時間29日にドイツの各地で開催された。前回大会優勝のイタリア代表はスイス代表と対戦し、ホスト国であるドイツ代表はデンマーク代表をジグナル・イドゥナ・パルクに迎えた。 【決勝トーナメント表】サッカー ユーロ2024（EURO2024） 　イタリア対スイスは、ディフェンディングチャンピオンの完敗に終わっている。前回優勝国は終始相手の後手を踏み、後方からのビルドアップもことごとく失敗した。セカンドボールもスイスの選手が回収し、MFのレモ・フロイラーなどは何度もイタリアのゴール前に顔を出した。37分には同選手にゴールが生まれ、前半のスイスはムラト・ヤキン監督の狙い通りに試合を進められたように見える。 　後半も開始直後にルベン・バルガスのファインゴールが生まれ、スイスがイタリアを2-0と突き放す。バルガスはフロイラーの得点をアシストしており、ゴールに直接関与を続け、出色の結果を残した。イタリアはGKのジャンルイジ・ドンナルンマが気を吐いたが、キャプテンの奮闘虚しくそのまま試合終了のホイッスルを迎えた。 　続くドイツ対デンマークは悪天候の影響により前半途中で一時中断される場面があったが、試合は無事に終わっている。ドイツが2-0でこのゲームを制し、ベスト8進出を決めた。とりわけMFトニ・クロースはこの試合でも別格の活躍を見せ、データサイト『FotMob』によると同選手は前半だけでチャンスメイク「4」を記録している。 　両チームスコアレスでハーフタイムを迎えたが、後半に試合が動く。53分にVARを介してドイツにPKが与えられると、このチャンスにカイ・ハフェルツ。同選手が放ったシュートは右サイドネットに吸い込まれ、名手カスパー・シュマイケルもこれにはノーチャンス。さらにジャマル・ムシアラのゴールによりドイツは1点を追加し、無失点で試合を終えた。 イタリア代表 0-2 スイス代表 ドイツ代表 2-0 デンマーク代表