史上最強はいつ!? 五輪日本代表、歴代チーム力ランキング4位。黄金世代が快挙! 中田英寿には不運
フランスでパリ五輪(オリンピック)が開催されている。男子サッカー競技では、56年ぶりのメダル獲得を目指してサッカーU-23日本代表が好スタートを切った。過去の五輪で日本代表はどんなチームだったのだろうか。今回は、オーバーエイジ規定が追加された1996年大会以降の五輪日本代表を独断でランキング付けして順位ごとに紹介する。
4位:シドニー五輪(2000年) 成績:ベスト8 監督:フィリップ・トルシエ 主将:宮本恒靖 オーバーエイジ:三浦淳宏、森岡隆三、楢崎正剛 2000年のシドニー五輪(シドニーオリンピック)は、U-23日本代表に大きな期待が集まった。1999年のFIFAワールドユース選手権で準優勝を成し遂げたメンバーは、「ゴールデンエイジ」と呼ばれ、そのメンバーを中心に構成されたチームにオーバーエイジ枠で三浦淳宏、森岡隆三、楢崎正剛が加わった。 初戦の南アフリカ代表戦では先制を許したが、中村俊輔のCKから高原直泰のヘディング弾で同点に追いつくと、後半には中田英寿の見事なスルーパスから再び高原が決めて、逆転勝利を収めた。第2戦はU-23スロバキア代表と対戦し、中田英寿と稲本潤一のゴールで2-1と勝利して2連勝を飾ると、第3戦はU-23ブラジル代表に0-1で敗れたが、グループ2位で準決勝に進んでいる。 準々決勝では、U-23アメリカ合衆国代表と対戦した。日本代表は柳沢敦と高原の得点で2-1として1点リードで終盤を迎えたが、終了間際にPKで同点に追いつかれ、試合は延長戦にもつれ込んだ。PK戦では4人目のキッカーを務めた中田英寿のシュートがポストに嫌われ、5人全員が成功したアメリカ合衆国代表に屈した。 ワールドユースで準優勝したことにより期待が高まっていたことから考えると、ベスト8は物足りない結果かもしれないが、日本代表が五輪でグループリーグを突破したのは、銅メダルを獲得した1968年メキシコ五輪以来32年ぶりのことだった。海外組はローマに在籍していた中田英寿しかいなかった時代でもあった。
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