大阪府・25日から飲食店への時短要請を全面解除 吉村知事「引き続き感染対策の徹底をお願いしたい」
通天閣や太陽の塔でライトアップ周知へ
会議の終盤には、保健所から連絡がない場合や連絡が取れない場合のセーフティーネットとして、宿泊療養予約や健康相談を実施する「大阪府自宅待機者等24時間緊急サポートセンター(仮称)」の運営開始についても発表された。11月初旬に開始予定で、開始時は5回線用意し、感染状況により増設を行うとしている。 このほか、会議では通天閣(大阪市浪速区)や太陽の塔(大阪府吹田市)が、今回の緑信号をライトアップ周知に協力することなども明らかにされた。
吉村知事「本当に長い間、特に飲食店のみなさんにご協力もいただきまして」
会議終了後には、大阪府庁で吉村知事の定例記者会見も行われた。 会見では報道陣から「大阪モデルの緑信号が去年の7月以来の点灯になって、時短要請が府内全域で解除されることになるのは昨年11月以来になると思うが、改めて非常に長い間、事業者の方たちにお願いしてきたことになったが、知事としての所感は」という質問があった。 それに対し、吉村知事は「本当に長い間、特に飲食店のみなさんにご協力もいただきまして、府民のみなさんにもご協力をいただいた、そのことに感謝申し上げたいと思います」と述べた。 また「時短要請を完全になくすというのは去年の11月以来です。感染を抑えるという意味でご協力いただいた飲食店のみなさんに感謝したいと思いますし、今後できるだけ時短要請はやりたくないわけですから、大きな波であったり医療があぶれることにならないようにしながら社会経済活動を維持し両立していく。その道を模索していきたいと思ってます。そのためにも医療提供体制の強化がものすごく重要だと思っていますので、これからは早期治療の機能の部分も強化することで客観的な病床数以上の対応ができてくると思うので、早期治療、早期介入、保健所を通じなくてもやる、ここをできるだけ力を入れていきたい」と話していた。
別の報道陣からは「会食を行う際のルールを強調していたが、このルールを強調する理由は」という質問もあった。 吉村知事はそれに対し「やはり大阪は大都市部ですし、特に繁華街においては感染が広がりやすいです。飲食の場において広がりやすいのは事実なので、できるだけ感染リスクの低い方法で飲食を楽しんでいただきたいと思います。大人数はリスクが高いし長い時間もあまり良くないということ。そういった意味で、ポイントポイントを抑えたルールを設定しました」と説明した。