【インドネシア】EVナタ汽車、中型SUVをラインオフ
中国の自動車メーカー、合衆新能源汽車が展開する電気自動車(EV)ブランド「ナタ汽車」(ナ=口へんに那、タ=口へんに託のつくり、NETA)のインドネシア法人NETAオート・インドネシアは13日、中型スポーツタイプ多目的車(SUV)の「NETA X」のラインオフ式典を西ジャワ州ブカシで実施したと発表した。中国以外での生産はインドネシアが初となる。 パートナーとなる地場ハンダル・インドネシア・モーターのポンドック・ウングにある工場で、部品を輸入して現地で組み立てる完全ノックダウン(CKD)生産を行う。国産化率(TKDN)は44%。 現地組み立て生産は、小型SUV「NETA V―II」に続き2車種目。NETAオート・インドネシアは現在、2万7,000台の年産能力を持つ。将来的にインドネシアを輸出拠点とすることを計画している。 中国大手のリチウムイオン電池メーカー、国軒高科(ゴーション・ハイテク)傘下のゴーション・グリーン・エナジー・ソリューションズ・インドネシアからバッテリー供給を受けるなど、今後も国産化率の引き上げに取り組むとした。 NETA Xの正式価格は月内にも発表する予定。事前予約では4億6,000万~4億9,000万ルピア(約420万~450万円)に設定している。