“プレステ禁止騒動”のスカマッカ、イタリア代表が求めるFWに!伊紙が絶賛「失望を正しい方向へ」
EURO(ユーロ)2024へ向けたテストマッチで活躍を見せたイタリア代表FWジャンルカ・スカマッカについて、イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が特集記事を組んで賛辞を贈った。 イタリア代表 メンバーリスト・最新招集選手|UEFA欧州選手権(EURO)ユーロ2024 昨夏にウェストハムからアタランタに加入してセリエAに復帰し、公式戦44試合で19ゴール8アシストと大活躍を見せたスカマッカ。ヨーロッパリーグ(EL)制覇にも貢献すると、EURO2024に挑むイタリア代表にも選出された。先日にはボスニア・ヘルツェゴビナとの親善試合に先発(1-0)すると、惜しいシュートを放つなど印象的な活躍を見せている。 『ガゼッタ・デロ・スポルト』は、かねてより将来を嘱望されてきた25歳FWの躍動に「ようやくスカマッカだ。イタリアは、求めていたセンターフォワードを見つけた」と称賛。「ボスニア戦でゴールは決めなかったが、彼の動きやシュート、プレスやスルーパスなど、そのすべてがルチアーノ・スパレッティを納得させた」とし、15日に予定されているアルバニアとのグループB初戦では、マテオ・レテギとのポジション争いを制して先発すると予想している。 なおイタリア代表指揮官のスパレッティは今年3月、代表合宿におけるプレイステーション禁止について言及。昨年に行われたEURO予選のウクライナ戦の前夜、一部の選手たちが睡眠をとらずゲームに興じていたことを理由に挙げた。 そして、その1人とされたのがスカマッカだった。アタランタFWは、スパレッティがプレステを禁じた3月の米国遠征の招集メンバーから外れたが、「元ウェストハムFWは、落選の失望を正しい方向へ向けて、ピッチ外で間違いを犯すことなく、ピッチ内で自身の価値の全てを証明した」と同紙は指摘している。さらに「ELのトロフィーを掲げたアタランタのシーズン終盤、疑いの余地のない主役」とし、今シーズンの19ゴールのうち「10ゴールがスパレッティに除外された後の3月末以降に記録した」として奮起を称えた。