「ホワイト案件、高額バイト、即日即金」リクルーターに直撃してわかった事、役割は?人物像は?【Nスタ解説】
相次ぐ強盗事件、その中でも実行役を集める「リクルーター」についてです。 なぜ実行役になってしまうのか、SNS上の「ホワイト高額案件」「高額バイトアリ」「即日即金」「お気軽にお問合わせ下さい」といった書き込みに注目。実際にリクルーターに電話してわかった事とは? 【写真を見る】「ホワイト案件、高額バイト、即日即金」リクルーターに直撃してわかった事、役割は?人物像は?【Nスタ解説】 ■「リクルーター」 顔写真付きの個人情報を電話で聞きだし… 高柳光希キャスター: その役割に関して、闇バイトに詳しいジャーナリストの石原行雄さんによると、リクルーターの下にはアシスタントがいるそうです。 このアシスタントは、闇バイトに応募してきた人からSNSを通じて、年齢、性別、住所、職業、借金の有無などをリクルーターに伝えます。 一方で、リクルーターは、身分証やマイナンバーカードなどの顔写真付きの個人情報を、電話で聞きだし、指示役に報告をするという構造になっています。 ■秘匿性の高いアプリでやり取りも プラットフォーム側に規制・罰則は ジャーナリスト 石原行雄さん: 借金のある人物という設定で電話取材をしたときは、「こいつはおそらく、それを匂わせても、逆に高額で釣れるだろう」と、相手を見ながら巧みに使い分けているということだと思います。 ホラン千秋キャスター: 応募する側の切実さみたいなものにつけこむんですか。 ジャーナリスト 石原行雄さん: その通りだと思います。 井上貴博キャスター: 1人1人が気をつけるのは大前提だと思います。ただ、例えば「シグナル」や「テレグラム」など、秘匿性の高いアプリケーションがあると思いますが、政府や国側がプラットフォーム側に規制や罰則をかけるというのは、現実的にどうなんでしょうか。 ジャーナリスト 石原行雄さん: 秘匿性の高いアプリを日本国内で遮断することは、可能性として検討すべきだと思います。 例えば反政府運動が激しいような独裁国家では必要性があると思いますが、日本では違法薬物の密売人や犯罪にしか基本的に使われていないものです。まずは遮断というものがあって然るべきかと思います。 これだけ問題になっていて、未だに募集が後を絶たないわけです。やはりSNSの運用というものも、事業者側に強い見直しを求めることが必要かと思います。