センバツ2022 8強の壁、打ち破る 星稜に旗授与 /石川
第94回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高野連主催)に出場する星稜へ17日、センバツ旗が贈られた。金沢市の同校であった授与式で、佐々木優太主将(2年)が旗を受け取り、開幕に向けて決意を新たにした。 式では、県高野連の村戸徹会長が宍戸護・毎日新聞北陸総局長からセンバツ旗を受け取り、佐々木主将に手渡した。村戸会長は星稜が昨夏の石川大会で部員の新型コロナウイルス感染で途中辞退に泣いたことや、センバツを最後に退任する林和成監督について触れ、「いろいろな思いが詰まった大会になるのではないか。昨秋の北信越大会で見せた粘り強さで全国制覇を目指してほしい」と激励。宍戸総局長も「大雪や新型コロナの感染拡大で練習もままならない中でも体を動かし、頭で考え、覚悟を決めて日々鍛錬してきたと思う。万全を尽くして準備してほしい」とエールを送った。 式後、佐々木主将は「8強の壁を打ち破れていないセンバツで優勝旗を持ち帰れるよう頑張りたい」と意気込んだ。林監督も「一日一日、大会に近づいている。旗をいただき身の引き締まる思いだ」と語った。【深尾昭寛】