憧れのCA かっこいい/三沢航空科学館でJAL仕事体験会 子どもたち接客のこつ学ぶ
日本航空(JAL)の青森支店は7日、青森県三沢市の県立三沢航空科学館で、実際の客室乗務員(CA)を招いた仕事体験会を開いた。子どもたちは旅客機内部を再現した館内設備でアナウンスや接客のこつを学び、憧れの仕事に目を輝かせた。 同科学館が主催した「三沢航空科学館へ行こう!」企画の一環で、人手不足に悩む航空業界への関心を高めてもらうのが目的。JAL本社の客室業務部も協力し、小学生以上を対象に18人の参加を募った。同社によると、こうした出張型の体験会を開くのは全国で初めてという。 講師を務めたのは、国際線を担当するなど一線で活躍する永井綾さん(39)と一色悠里さん(31)。2人はエンジン音で騒々しい機内での発声で心がけることとして「口調は優しく、はっきり、ゆっくり」とアドバイス。利用客への飲み物サービスでは、紙コップに記されたJALのロゴマーク「鶴丸」を相手に向けて差し出すように指導した。また実際に救命胴衣を着用してもらい、緊急事態が発生した場合の対応についても教えた。 参加者はなかなか触れ合えないCAの仕事ぶりに興味津々の様子。八戸市の幸田光妃さん(青潮小1年)は「講師の2人がかっこいい。なりたい職業の一つ」と喜んだ。CA歴17年でベテランの永井さんは「それぞれにとって思い出深い経験になったはず。CAの仕事にこれからも興味を持ってもらえたら」と願った。