バレーSVリーグ サントリーがホーム初勝利 11得点の高橋藍はセッターもこなす
◇バレーボール男子SVリーグ第8節第1戦 サントリー3―0日鉄堺(2024年11月28日 エディオンアリーナ大阪) サントリーが開幕直後の10月14日以来のホームゲームで日本製鉄堺を3―0で圧倒した。サントリーはSVリーグでホーム初勝利となった。 ドミトリー・ムセルスキー(36)の17得点がチームトップ。デアルマス・アライン(23)は15得点、先発フル出場した高橋藍(23)は11得点だった。 高橋藍は試合を振り返り「3―0で勝ったことが重要。自分のプレーで何か特別なものはなかったが、トータルで安定したプレーができた」と話した。第1セットからカナダ代表歴のある日鉄堺のシャロン・バーノンエバンズ(26)の強烈なサーブをあっさり上げてみせると、第2セット序盤には難しい態勢から2度、ムセルスキーにトスを上げて強打のポイントを引き出した。 さらに第2セットが24―16でセットポイントとなるとセッター大宅真樹(29)が前衛強化でベンチに下がると、高橋藍は代役セッターとしてセットアップ。ラリーが続く展開に「クイックを使える場面もあったが、点差もあったし(左に開いていた)前衛のクラインを使った」ものの、ブロックに遭う。第3セットは21―10で大宅が下がり、再びセッター役が回ってくる。一枚ブロックで23点目を奪ったが、セットアップから得点することはできなかった。 11月は3試合欠場し、続く4試合はフル出場していない。ようやく3セットフル出場したことに「(左)足首の状態が良くなったのが大きな要因。体のキレも良くなって、ストレスなく踏み込んでジャンプできる」と表情は明るかった。 10月14日のブルテオン大阪戦の観衆は最多の5020人。この日は平日ナイター開催だったにもかかわらず4479人が訪れ、プレイヤー・オブ・ザマン(POM)に選ばれた小野寺太志(28)は「最高のファンの声援のお陰で最高の試合ができた」と熱い応援に感謝していた。