ロッテ里崎、涙の会見「夢を超えた16年」
里崎は、そう胸を張って言った後、「プロ野球って、あまり薦められる仕事ではないけれど」と笑った。第二の人生をどこで、どうスタートするかは未定。「次のステージにはいろんな選択肢があるし、いろんな可能性がある。チャンスをいただければ(指導者として)ユニホームを着ることも、そのひとつかもしれないけれど、まだ何も決まっていない。死ぬまでに、また何かで頂点、日本一になってみたい」。 後先を考えない決断も、また里崎らしい。引退試合は、28日のオリックス戦で調整されているそうだが、そこでは、球場外ステージで、里崎の熱唱が聞けるのかもしれない。「歌? あるかも。最後まで自分勝手にやらせてもらいます」。 そう言って偉大な軌跡を残したキャッチャーは、ニヤっとした。