【RIZIN】青木真也 朝倉未来 vs 平本蓮の再戦にひねくれ異論展開「武藤vs高田ですら…」
大みそかの格闘技イベント「RIZIN DECADE」(さいたまスーパーアリーナ)に〝バカサバイバー〟こと青木真也(41)が大ナタを振るう。今回、忖度なしのその舌鋒が向けられたのは明暗が分かれた〝二世ファイター〟の2人と、イベント中に開催が発表された「THE MATCH 2」(5月4日、東京ドーム)で行われる「朝倉未来VS平本蓮」の再戦だ。 【写真】武藤敬司が高田延彦にドラゴンスクリュー 年明け早々、雄弁に語ってきた青木は続いて「〝親の七光り〟にも2種類あったな。桜庭大世と三浦孝太。ちなみに力は祖父の七光りだ」と声をしゃがれさせる。まず、富澤大智に113秒KО負けを喫したサッカー元日本代表FW三浦知良(JFL鈴鹿)の次男・孝太について「皇治のアニキを勝たせてくれたから悪くは言えないんだけど、それにしても片手間が過ぎるんじゃないか」とバッサリ。さらに「やっぱりコンディショニングと映えは別の話なんだと気付かされた。インスタは頑張ってるけど練習が足りない。三浦孝太はJTT(ジャパントップチーム)に行くのがいいと思う」と断じた。 一方で華々しい勝利となったのが桜庭和志の長男・大世だ。矢地祐介に蹴り脚をつかまれるも、そのまま左のパンチでアゴを打ち抜き、わずか26秒でTKO勝ちした。これに青木は「あれは矢地が作った試合だ。本当は矢地は負けちゃいけない試合だった。ここで負けると奥田啓介さん街道まっしぐらだし、もう使いようがないから…」とメガネを曇らせる。 練習を共にすることもある矢地に対し、戦前は手厳しい言葉も送っていたが「だからこそのエールのつもりだったんだ。俺たちの〝ツンデレ〟がすれ違った。別に…とか言ってる場合じゃないんだよ。矢地もJTTに行った方がいい」と落胆しつつ進言した。また最高のデビューとなった大世については「まだ海のものか山のものかも分からないけど、だからこそ大事に扱った方がいい。今こそ、黒幕が必要だ。桜庭大世にこそ〝青木再生工場〟だ。俺が黒幕になるし、親子ともども待ってるよ」と協力を申し出る。 早くも黒幕気分の青木は「次は奥田啓介さんがいいと思う。日本シリーズも第2戦が大事なので、ここは絶対に奥田啓介だ。奥田も準備しているはず。奥田から三浦孝太で3連勝といきたい」と今後のプランを披露した。大世には絶対にこの人と関わらないことをお勧めしたい。 締めにバカサバイバーが言及したのが平本と未来の再戦だ。昨年7月「超RIZIN.3」での初戦は平本がTKO勝ちし、敗れた未来が引退。だが快勝した平本にも〝ドーピング疑惑騒動〟が起きて物議を醸す事態になっていた。今回未来が復帰して平本と再戦するが、青木は「ただの〝焼き直し〟だよ。焼き直しは最初を超えない。再戦って面白くなりにくいし記憶にも残らないじゃん。あの『武藤敬司VS高田延彦』ですら、2回目を誰も覚えてないだろ」と対戦そのものに否定的な立場を取る。 その理由を「そもそも朝倉未来さんが、やる気うんぬん言う前に壊れているじゃないか」と断じる。昨年の平本戦前にもMMAでヴガール・ケラモフに、オープンフィンガーグローブのキックボクシング戦でYA―MANに敗れていることを指摘して「思い出せよ。なんだかんだ言ってるけど、朝倉未来さんは結局、負けが込んだから〝引退する〟って言い出しただけなんだぞ」と厳しい口調になった。 毒舌収まらぬ青木は、大会名を受けて那須川天心が「THE MATCHI2って名前だけは違うと思います」と自身の「X」にポストしたことも言及し、「ナスガワさんが文句を付けたくなるのも分かる」とうなずく。そして最後に「俺は大会名は『生前葬2』の方がいいと思う。まさにこの戦いはスコット・ノートンVSピーター・アーツだから」と意味不明な言葉を口走ると一方的に電話を切り、取材を強制終了するのだった。
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