【MLB】ロイヤルズがロレンゼンと再契約へ 1年700万ドルで合意との報道 リリーフでの起用も視野に
日本時間1月7日、ロイヤルズが自軍からFAとなっていた右腕マイケル・ロレンゼンと再契約を結ぶことで合意に至ったことが明らかになった。米公式サイト「MLB.com」でロイヤルズを担当するアンネ・ロジャース記者によると、契約条件は1年700万ドル+出来高100万ドル+相互オプション1年とのこと。ロレンゼンの今季の年俸は550万ドルで、2026年の契約は年俸1200万ドルの相互オプション(またはバイアウト150万ドル)となっているようだ。 【特集】2024年オフシーズンの移籍情報まとめ 現在33歳のロレンゼンは昨季、レンジャーズでシーズンをスタート。7月下旬のトレードでロイヤルズへ移籍してきた。移籍後は左ハムストリング痛による離脱があったものの、7試合に登板して2勝0敗、防御率1.57の好成績をマーク。シーズントータルでは26試合(うち24先発)に登板して130回1/3を投げ、7勝6敗、防御率3.31、97奪三振とまずまずの成績を残した。 ロイヤルズは今オフ、先発4番手のブレイディ・シンガーをトレードで放出。コール・レイガンズ、セス・ルーゴ、マイケル・ワカの三本柱に加え、アレック・マーシュ、クリス・ブービッチ、カイル・ライトらが先発候補となっていたが、実績不足や故障明けなど、不安を残す投手も多いため、実績十分のロレンゼンと再契約を結ぶことで先発投手の層に厚みを持たせた形となる。 なお、米メディア「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者によると、ロイヤルズはロレンゼンをリリーフで起用することも視野に入れているという。マーシュやブービッチが先発ローテーションの一角として期待通りの働きを見せた場合、ロレンゼンを先発に置いておく必要はなく、レッズ時代にリリーフ経験も豊富なロレンゼンをブルペンに回すことも考えているのだろう。チーム状況に合わせてフレキシブルに起用できるため、ロレンゼンとの再契約はロイヤルズにとって大きな補強になったと言えそうだ。