復活した世界最高DF、新天地で輝く点取り屋、20歳の“怪物”…欧州5大リーグのベスト11を紹介
■左SB:マクシミリアン・ミッテルシュテット(シュトゥットガルト)
左SBにはシュトゥットガルトのマクシミリアン・ミッテルシュテットが選ばれた。昨年夏にヘルタ・ベルリンからシュトゥットガルトに加入した27歳は、ブンデスリーガで現在3位と好調のチームで大いに躍動。ここまでリーグ戦24試合で2ゴール3アシストをマークしている。 1対1の守備に定評があり、データサイト『FBref』によるとドリブルをタックルで止めた回数がブンデスリーガ最多の40回を記録し、欧州5大リーグで見ても10位の数字となっている。その活躍が認められ、今月にはドイツ代表に初招集された。同じブンデスリーガには、レヴェークーゼン所属のスペイン代表DFアレハンドロ・グリマルドがおり、平均採点では彼の方が上だが、主戦場は左ウイングバック(WB)のため、左SBにはミッテルシュテットが選ばれた。
■CB:フィルジル・ファン・ダイク(リヴァプール)
世界最高のセンターバック(CB)が復活を遂げた。近年は怪我の影響などもあり、少し調子を落とすこともあった32歳のオランダ代表DFだが、今シーズンは全盛期の姿を取り戻している。2月には延長戦までもつれたカラバオカップ決勝のチェルシー戦で決勝点をマークし、チームに1つ目のタイトルをもたらした。今シーズンはプレミアリーグとヨーロッパリーグ(EL)でも優勝を目指しており、『WhoScored.com』の採点も「7.30」と極めて高い。
■CB:アレッサンドロ・ボンジョルノ(トリノ)
もう一人のCBはトリノの生え抜き、アレッサンドロ・ボンジョルノだ。190㎝を超える長身で肉弾戦に強いだけでなく、ゲーム展開を読む目も兼ね備えており、今シーズンのセリエAで1位、欧州5大リーグで見ても4位のインターセプト数を誇る。昨年6月にイタリア代表デビューを果たした24歳には、チェルシーなど複数のクラブが関心を寄せているという。
■右MF:ブカヨ・サカ(アーセナル)
右サイドは世界屈指のウイング(WG)に成長したブカヨ・サカだ。アーセナルの攻撃の主軸を担う22歳は、今シーズンのプレミアリーグで27試合に出場し13ゴール8アシストをマーク。昨シーズンも14ゴール11アシストという結果を残しており、世界で“最も安定”した成績を誇るWGと言えるだろう。『WhoScored.com』の平均採点もプレミアリーグ最高の「7.69」となっている。