流通カレンダーに「カレンダーとしての機能を求めない」人たち 推し活では「好きなメンバーの月をずっと飾る」「同じカレンダーを何年も飾り続ける」の声も
フリー素材をダウンロードすれば十分
都内の自営業・Cさん(50代男性)は、毎年取引先や関係企業から複数のカレンダーをもらうが、「使ったことはない」という。 「最近はカレンダーを配る企業も減っている印象ですが、それでも毎年いくつかもらいます。でも、もらったカレンダーは別に好みではないし、だいたい使いづらいものが多い印象。わざわざ変わったデザインで、日付が見にくいカレンダーもあります」 そんなCさんは、毎年自作のカレンダーを使用している。 「私にとってカレンダーで重要なのは、日付と曜日がひと目で分かること。その日のスケジュールはスマホで管理していて、カレンダーになにか書き込むことはないので、余白も必要ない。とにかく日付と曜日だけわかればいいんです。 ここ最近は1月から12月のカレンダーが1枚になっているフリー素材をプリントアウトしたものを壁に貼り付けています。めくる手間もいらないし、お金もかかりません」(Cさん) カレンダーと一口にいっても、人によってその使い勝手の好みや用途は異なる。1年中そばにあるものだからこそ、こだわりが反映されることだけは間違いない。