ロシア軍、ウクライナ全土の電力インフラに大規模攻撃 西部で少なくとも100万人が停電に見舞われる
ロシア軍は28日、ウクライナ全土の電力インフラに対し、ミサイルやクラスター爆弾を使った大規模な攻撃を実施しました。ウクライナ西部では、少なくとも100万人が停電に見舞われたということです。 ロイター通信によりますと、ウクライナのエネルギー担当相は28日、全土の電力インフラ施設がロシア軍の大規模なミサイル・無人機攻撃を受けたと明らかにしました。 爆発すると多数の小さな爆弾が飛び散り、広い範囲を攻撃するクラスター爆弾も使用され、送電網が大きな被害を受けたということです。 電力会社は緊急停電を実施し、ウクライナ西部では少なくとも100万人が停電に見舞われたということです。 本格的な冬の到来を前に、ロシア軍はウクライナの電力インフラなどへの攻撃を強化していて、そのために、これまで、北朝鮮製のミサイルなどを備蓄してきたと指摘されています。 ウクライナ政府高官は「ロシアは冬の寒い時期にインフラを攻撃し、民間人に対する戦争を行っている」と非難しました。