北アルプス槍ヶ岳で73歳の中国人男性が滑落、死亡
12日午後1時13分ごろ、北アルプス槍ヶ岳の東鎌尾根付近(標高約2500メートル)で中国人の男性(73)がバランスを崩して滑落したと、同行者の中国人の会社員男性(39)から救助要請があった。同行者の男性は滑落した男性を救助しようとしたが、技量不足で行動不能になったという。滑落した男性は午後2時54分に、同行者の男性は午後2時56分に、ともに長野県警ヘリコプターに救助された。2人は松本市の病院に搬送され、滑落した男性の死亡が確認された。 【写真】槍ヶ岳の北鎌尾根で遭難者を救助する長野県警ヘリコプター(2021年撮影)
松本署によると、2人は10日に中房温泉から入山。12日は大天井岳から槍ヶ岳に向けて縦走中だった。