【陸上】アキレス腱断裂から復帰の走高跳・戸邉直人は2m10で12位タイ 「満足感のある試合でした」/日本選手権
◇第108回日本選手権(6月27日~30日/新潟・デンカビッグスワンスタジアム)4日目 日本選手権の優勝者をチェック! 第108回日本選手権の4日目が行われ、男子走高跳は3年ぶりの出場となった戸邉直人(JAL)は2m10で12位タイだった。 2年前の日本選手権のウォーミング中に左アキレス腱を断裂していた戸邉。日本選手権の舞台に再び戻り、「戻ってこられたことが本当にうれしいので、満足感のある試合でした」と実感を込めた。 サブトラックで前日練習をしただけでも「雰囲気の違いを感じました。『戻ってきたな』と感じました」。調子の良さも感じており、大ケガ後の自己ベストとなる2m20を視野に入れていた。 しかし、強雨でアキレス腱を手術した箇所の「機嫌が少し悪くなってしまいました」と話す。2m10を2回目でクリアした後、2m15で力尽きた。 ただ、戸邉の表情には充実感しか感じられない。「来年は東京で世界陸上があります。そこに挑戦できるように、また日本選手権で戦えるようになりたいです」。32歳の闘志はまだまだ衰えていない。
月陸編集部