<速報>イチロー5試合ぶり先発出場で左前安打 3000本へ残り3本
マーリンズのイチロー外野手(42)が日本時間27日(現地時間26日)、本拠地マイアミのマーリンズパークで行われたフィリーズ戦に「1番・センター」で5試合ぶりにスタメン出場、4打席目となる8回にレフト前ヒットを放ち、史上30人目のメジャー通算3000安打まで残り3本とした。イチローは、この日、5打数1安打、1盗塁だった。 フィリーズの先発は、6勝11敗、防御率3.98の ジェラード・アイコフ 。21日の同カードでスタメン出場した際にヒットを打っている右腕だ。イチローは、1回裏の第1打席で初球からストレートを狙って強振した。芯で捉えられた大飛球が右中間を襲ったが、ライトのボージャスが背走、最後はジャンプ一番、フェンスに激突しながらキャッチするファンプレー。イチローの長打コースに飛んだ2997本目は、深い守備位置と、ボージャスの超美技に防がれた。イチローはベンチでチームメイトに声をかけられ苦笑いを浮かべた。ボージャスは、このプレーでフェンスに激突した際に、右肩を痛め、途中交代することになった。 第2打席は、3回一死走者無し。カーブを打って打球は、セカンドの左の面白い場所に飛んだが、綺麗にさばかれ、内野安打とはならなかった。イチローの第3打席は0-0で迎えた6回の先頭打者。スタジアムから「イチローコール」が起きる中、早い仕掛けで外角のストレートを狙ったが、打球はゴロでセカンドの正面をついた。 ここ2試合、得点のできていなかったマーリンズは、その6回にイチローが倒れた後にチャンスを作り、スタントンのタイムリーで1点を先取した。イチローの第4打席は、再び8回の先頭打者。マウンドには、この回から2番手のベイリー。高めに浮いた大きな変化球をレフトにうまく流して、5試合ぶりとなるヒットを記録。通算3000安打へ残り3本とした。イチローはさらに今季9個目となる二盗にも成功。無死二塁と追加点機を広げた。一死一、二塁からスタントンのタイムリー二塁打でイチローが生還。この回、4安打を集中して4点を奪い、打者一巡。二死満塁でイチローに2度目の打席が回ってきた。予想しなかった展開にイチローコールが巻き起きたが、打ち損じて、レフトのファウルフライに倒れた。試合はマーリンズが5-0でフィリーズを完封リレーで封じ込めて連敗を止めた。