ラオスで汚染酒のメタノール中毒相次ぐ、観光客の死者5人に
[ロンドン 21日 ロイター] - 外国人バックパッカーに人気のラオスの観光地バンビエンで有毒物質のメタノールに汚染されたアルコールを飲んで外国人観光客が死亡する事件が相次いでいる。 英メディアは21日、ロンドンの弁護士シモーヌ・ホワイトさん(28)が汚染されたアルコールを飲んで死亡したと報じた。メタノール中毒で死亡した外国人はこれで5人目。 英外務省は声明で「ラオスで死亡した英国人女性の家族を支援しており、現地当局と連絡を取っている」と説明した。 これまでに、オーストラリア人1人、デンマーク人2人、米国人1人が死亡している。 ラオスでは有名アルコールブランドの偽造品や自家製の蒸留酒が問題となっており、オーストラリアと英国の政府は自国民に対し、ラオスでの飲酒に注意するよう呼びかけている。