「なんで結婚したいの?」婚活女に突き刺さる鋭い言葉…結婚したい理由は、皆してるから?それとも…【作者インタビューも】
婚活中にマッチングアプリで年下男子・こうきと出会ったアイコ。見た目も悪くないし、大手IT企業勤めだし、いいかも!?って思っていたら…一緒に行った食事でまさかの「1円単位のワリカン」をしてきた!!衝撃の“ワリカン男”と、おごられて当たり前な“昭和女”は一見わかりあえないと思いきや、お互いに少しずつ理解をし、惹かれ始めていく…。 【漫画】本編を読む 古い価値観を引きずっているアラサー婚活女子が、合理主義な理系男子との恋を通じて価値観をアップデートしていくラブコメ漫画「『女はおごられて当然』と思ってる昭和引きずり女が、婚活した話」。1巻が発売されたばかりで注目を集める同作について、作者のコニシ ナツコさんに制作秘話などを聞いた。 ■作者のコニシ ナツコさんインタビュー 「『女はおごられて当然』と思ってる昭和引きずり女が、婚活した話」の作者、コニシ ナツコさんに話を聞いた。 ――本作のなかで、コニシさんが特に気に入っている言葉やシーンを教えてください。 「女の子はお金出してもらえると大事にされてるなーって感じるんですよ!」というアイコに、こうきが「それ対等じゃなくないですか?」と言うシーンです。アイコは潜在意識のなかで「男性と自分は対等ではない」と思ってきた女性で、この言葉から少しずつ自分の価値観を疑い始めていきます。 ――本作は「割り勘(おごるおごらない)」の話を発端に、結婚観、金銭感覚、年齢との戦い(若さ至上主義)…など、現代の男女を取り巻く状況や問題などについても考えさせられます。そういったことを盛り込もうというのは、当初から意識されていたのでしょうか? 社会的な問題や話題を盛り込もうという意識はほとんどないです。私は自分自身の経験や悩みを作品作りのきっかけにすることが多いのですが、その結果、社会的な問題にも通じる内容になっているのかなと思います。 ――読む人によってアイコに感情移入(賛同)する人や、こうきに感情移入(賛同)する人…と分かれそうですし、またはどちらもわかる!という人も多そうです。ちなみにコニシさんは、どのキャラクターの考え方に近いですか? 断然アイコ!なのですが、客観的に見るとアイコにイライラしてしまう部分もあります(笑)。ただ、共感というわけではないですが、こうきのようにすべて自分のなかで理屈が通らないと物事を進められない人もいるだろうなあ…と思います。 「こんな男ぜったい嫌!」と思っていたアイコが、固定観念を覆してくる彼の言動にいつしか惹かれ始め、変わっていく様から目が離せなくなる本作。ほかにも独自の価値観を持った人がいろいろと登場し、「わかる!」と共感できるポイントも多いので、まだの人はぜひ一度読んでみて! 取材協力:コニシ ナツコ(@natsukoni81)