補強ド下手くそ!? マンチェスター・ユナイテッド歴代大損移籍(5)1年半で28億円のマイナス…。史上最悪レベルの7番
世界屈指のビッグクラブであるマンチェスター・ユナイテッドは、過去に数多くの大物選手を獲得してきた。もちろんその中には大成し、チームに欠かせない選手たちもいるが、一方で期待に応えられず、獲得時を大きく下回る金額で売却せざるを得ない選手たちもいた。今回は、クラブ史に残る大損移籍をピックアップして紹介する。
FW:メンフィス・デパイ(オランダ代表) 生年月日:1994年2月13日 獲得額:3400万ユーロ(約54.4億円) 放出額:1600万ユーロ(約25.6億円) 2010年代を代表するマンチェスター・ユナイテッドの大失敗補強はメンフィス・デパイだろう。戦力になることができなかった上に、短い在籍期間ながら退団時に加入時に必要とした移籍金の半分も回収することができなかった。 デパイはマンチェスター・ユナイテッドに移籍する前シーズンの2014/15シーズンにエールディビジの得点王に輝いており、2014年夏に行われたブラジルワールドカップで指揮を執ったルイ・ファン・ハールの希望で加入が決まった。デビッド・ベッカムやクリスティアーノ・ロナウドが過去に背負った背番号7を継承したことがその期待値の高さを表していた。 ところが蓋を開けるとオランダ時代の輝きも自信も失われ、パフォーマンスレベルは下がっていく一方だった。1年目のプレミアリーグ2ゴールも厳しい数字だったが、2シーズン目の2016/17シーズンはさらに成績がダウン。リーグ戦で20分の出場に留まるほどにファン・ハール監督の下で大幅に序列が下がった。 その結果、放出候補の対象となり、冬の移籍市場でリヨンに1600万ユーロ(約25.6億円)の移籍金で売却となった。獲得時の移籍金は3400万ユーロ(約54.4億円)であり、わずか1年半の在籍期間で1800万ユーロ(約28億円)の大損をする結果となってしまった。
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