【新潟】DF舞行龍ジェームズ「成長に年齢は関係ない」プロ18年目も攻守で輝く
アルビレックス新潟のDF舞行龍ジェームズ(36)が、プロ生活18年目も攻守で輝きを放つ。大きなケガなくフル稼働した24年シーズンはリーグ戦32試合に出場。センターバックながら1得点と、チーム最多タイの4アシストをマークした。樹森大介新監督(47)を迎えて臨む新シーズン。ピッチ内外で欠かせない存在として、新潟のフットボールの可能性を広げる。 舞行龍が新シーズンも新潟のために力を注ぐ。昨年12月29日に契約を更新した。「2025シーズンもアルビレックス新潟のユニホームを着て闘えることをとてもうれしく思っています」とコメント。ルヴァン杯は準優勝と躍進も、リーグ戦16位と苦戦した昨季を振り返りながら「個人としてもチームとしても感じた悔しさをパワーに変えて、自分が持っているこのクラブへの情熱をプレーで表現していきます」と約束した。 唯一無二のセンターバック。昨季は堅実な守備に加え、攻撃で1得点4アシストするなどハイパフォーマンスを継続した。「成長に年齢は関係ないと思えた1年だった。今年はもっとうまくなりたい」。自分の伸びしろに期待する。 プロ18年目を迎える新シーズン。センターバックには東洋大DF稲村隼翔(22)、徳島ヴォルティスから完全移籍のDF森昂大(25)が新加入。鹿児島ユナイテッドから復帰のDF岡本将成(24)ら20代が並ぶ。舞行龍にはチーム最年長のDF千葉和彦(39)とともにピッチ内外で若手の指針になることが期待される。「若い選手が新潟に来たい、ずっといたい、と思ってもらえるようなチームにしないといけない」と自覚するが、「みんなより早く準備しますよ(笑い)」とまだまだ定位置を譲る気はない。 新チームは13日から宮崎で1次キャンプをスタートさせる。堅守速攻が主流となるJリーグの中、樹森新監督が公言するように新潟は長短のパスで選手同士がつながりながら前進するスタイルを貫く。「対人に強いチームを魅力的、圧倒的なポゼッションとショートカウンターでひっくり返したい。今年はより結果にこだわる。まずは新監督にアピールしないと」。最高の景色を見るため、DFリーダーが1年間を戦い抜く体をつくる。【小林忠】 ◆舞行龍(まいける)ジェームズ 1988年(昭63)9月17日生まれ、ニュージーランド出身。東京・成立学園高-新潟(08年)-JAPANサッカーカレッジ(09年)-金沢(10、11年)-長崎(12~13年7月)-新潟(13年8月~16年)-川崎F(17~19年7月)-新潟(19年8月~)。J1は148試合出場3得点。J2は117試合出場2得点。JFL76試合出場6得点。北信越リーグ11試合出場。カップ戦24試合出場1得点。天皇杯16試合出場。ACL通算6試合出場。185センチ、82キロ。