ダニエル太郎 死闘の末に全米OP初戦敗退、世界193位に2セットアップから逆転負け<男子テニス>
全米オープン
テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は日本時間28日(現地27日)、男子シングルス1回戦が行われ、世界ランク88位のダニエル太郎はワイルドカード(主催者推薦)で出場する同193位のT・スクールケイト(オーストラリア)に6-4, 6-4, 4-6, 6-7 (6-8), 4-6の逆転で敗れ、初戦敗退となった。 【シナー、ジョコビッチ、ダニエル 太郎ら 全米OP組合せ】 31歳のダニエルが全米オープンに出場するのは8年連続10度目。2017年には大会初白星を飾り1度だけ初戦突破を果たしているものの、そのほかの7大会は初戦で敗れている。 対するスクールケイトはグランドスラム本戦に出場するのは今回が初となった。 この日の第1セット、ダニエルは第5ゲームでブレークに成功。直後の第6ゲームで2度のブレークポイントを凌ぐとその後はブレークを許さず、サービング・フォー・ザ・セットとなった第10ゲームを難なくキープし先行する。 続く第2セット、第1ゲームでダニエルが粘りを見せると最後はスクールケイトのミスを誘発し、いきなりブレークに成功。その後はブレークバックのチャンスを与えず、セットカウント2-0と勝利に王手をかける。 第3セット、開始からブレークチャンスを掴んだダニエルは第3ゲームでブレークに成功。しかし、第8ゲームでブレークバックを許すと終盤となる第10ゲームで2度目のブレークを奪われ、1セット返される。 そして第4セット、第5ゲームでダニエルがブレークチャンスを掴むと最後はスクールケイトがダブルフォルトを犯しブレークに成功。しかし、第8ゲームでブレークバックを許しタイブレークに突入。2度のミニブレークを許し開始から5ポイントを連取されたダニエルだが追い上げを見せ6-6に追いつく。しかし、最後はダブルフォルトを犯し5度目のセットポイントをものにされセットカウント2-2に追いつかれる。 迎えたファイナルセット、第1ゲームでいきなりブレークを許したダニエルはリターンゲームで1度もブレークバックのチャンスを掴めず。3時間50分の死闘の末に力尽きた。 勝利したスクールケイトは2回戦で世界ランク65位のJ・メンシク(チェコ)と対戦する。メンシクは第19シードのF・オジェ アリアシム(カナダ)を6-2, 6-4, 6-2のストレートで下しての勝ち上がり。
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