「PARCOは僕の宝」―パルコ愛あふれるボードが松本のMウイングに 市民が寄せ書き
「PARCOは僕の"宝"です...。」「パルコのある街が好きだった」―。長野県松本市の伊勢町通りにあるMウイング(市中央公民館、中央1)2階のフリースペースに、同じ通りに面し、来年2月に閉店する松本パルコへのメッセージボードが置かれている。先月末に設置されて以降、学習コーナーを訪れる若者や館内の施設利用者が書き込み、市民の"パルコ愛"であふれている。 ボードは5月25、26日にMウイングで開かれた「松本手まり時計まつり」の企画「松本PARCO今昔写真展」の案内板。「せっかくだからメッセージも寄せてもらおう」と、中央公民館の職員が余白を多めにして作った。 以降、メッセージが増え、今では紙いっぱいに広がっている。中でも「PARCOに行きたくて松本の高校に進学しました」や「青春でした」など、高級ファッションブランドが全盛で、松本パルコが売り上げのピークを記録した平成9(1997)年ころに通った40、50代とみられる書き込みが目立つ。 写真展は好評だったことから、時計まつり終了後も続けている。メッセージボードも今月末まで設置する予定だ。担当した同館主事の清水春生さん(33)は「多くの人が書き込んでくれ、関心の高さと思いの強さを感じる」と話している。
市民タイムス