ヘビ(蛇・巳)が見られる展覧会でアート初め。巳年の新年に行きたい、おすすめ展覧会6選
「KeMCo新春展2025「へびの憩う空き地」」(慶應義塾ミュージアム・コモンズ)
これまでも干支に関連する展覧会を行ってきた慶應義塾ミュージアム・コモンズでは、1月9日から蛇をテーマにした展覧会が開催されます。慶應義塾のキャンパスで文化財を巡る活動を行う部門から、「蛇」にまつわる稀覯本、屏風、鏡、写真、装飾額など多様な作品を集め、少し怖いけれど鮮やかな「へびたちの住処」に来場者を誘うような展示内容になっています。本展は、事前予約不要、無料で鑑賞することができます。 会場:慶應義塾ミュージアム・コモンズ 会期:1月9日~2月7日
「新春特集展示 巳づくし―干支を愛でる―」(京都国立博物館)
細長い体を持つ不思議な生き物として、古くは恐ろしくも特別な力を持つ存在と考えられてきた蛇。水の神や、豊かな実りをもたらす神としても信じられきました。京都国立博物館の新春特集展示では、「むかしむかし」「こわいヘビ」「ふしぎなヘビ」「ほとけとヘビ」の4章通して、美術に登場する様々な蛇の姿を紹介します。 会場:京都国立博物館 会期:1月2日~2月2日
「カエルの逆襲」(九州国立博物館)
九州国立博物館では、「ヘビににらまれたカエル」という慣用句にちなみ、蛇に加えて、蛙のことも応援するというユニークな企画が実施されます。蛇が蛙を飲み込もうとする緊迫の一瞬を表現した江戸~明治期の根付や、中国の霊獣である3本足の蛙の彫刻のほか、蛇や蛙が作品の一部に描かれた仏涅槃図や縄文土器など多彩な作品を展示。作品の中に隠れた蛇や蛙を探検ツアーのように探しに行く企画になっています。 会場:九州国立博物館 会期:1月1日~2月2日
「新春ミニ展示『巳年展』~蛇にちなんだいろいろな標本~」(大阪市立自然史博物館)
毎年恒例の新春ミニ展示として、大阪市立自然史博物館では本館出入口付近の展示コーナーにて、蛇にまつわる様々な標本を展示。はねに蛇の目のような眼状紋を持つことから「蛇の目蝶」と呼ばれるジャノメチョウ、日本周辺を含めたインド~西太平洋の沿岸域に広く生息するホタテウミヘビの標本などが登場します。爬虫類のウミヘビの標本も展示され、爬虫類のウミヘビと魚類のウミヘビを見比べることもできるそう。 会場:大阪市立自然史博物館 会期:1月5日~1月26日
Art Beat News