サッカーの２０２６年Ｗ杯アジア最終予選に参加しているオーストラリア代表は、１５日に埼玉スタジアムで日本代表と顔を合わせるが、オーストラリア代表ＤＦカイ・ロールズ（左）は敵地での一戦に意欲を燃やしている。ロンドンで２０２３年１０月撮影（２０２４年　ロイター）

［１４日　ロイター］ - サッカーの２０２６年ワールドカップ（Ｗ杯）アジア最終予選に参加しているオーストラリア代表は、１５日に埼玉スタジアムで日本代表と顔を合わせるが、オーストラリア代表ＤＦカイ・ロールズは敵地での一戦に意欲を燃やしている。 オーストラリアは０６年のアジア・サッカー連盟加入以降、日本とライバル関係を築いてきたが、近年は日本が優勢。今予選ではＣ組で同居しているが、日本が３戦全勝、計１４得点無失点と圧倒的な強さで首位に立つ一方、オーストラリアはここまで１勝１分け１敗の勝ち点４で２位と追いかける状況になっている。 Ｗ杯出場権獲得に向け、日本戦はオーストラリア代表にとって重要な一戦となるが、同代表は日本のホームゲームで一度も勝利したことがない。また、直近１０試合で日本から勝利を収めることができていない。 ロールズは日本の記者団に「間違いなく、ここ数年は彼らがわれわれを圧倒してきた」と現状を認める一方、「木曜日（３─１で勝利した１０日の中国戦）はポジティブなことが多くあったので、少し台本を書き換えて好パフォーマンスを見せ、借りを一つ返せればいい」と意気込みを示した。 また、鬼門の日本で約６万人のホームサポーターの前で戦うことを受け、「自国の観客はサポートしてくれ、自信につながる。相手国の観衆は『お前らのパーティーを台無しにしてやる』という気持ちにさせる」と語り、逆境でむしろモチベーションが高まると闘志を燃やしていた。