台湾、内閣が総辞職へ 20日の新政権発足を前に
(台北中央社)頼清徳(らいせいとく)政権が20日に発足するのを前に、行政院会(閣議)は16日、陳建仁(ちんけんじん)行政院長(首相)率いる内閣の総辞職を決定した。総辞職案は今後、蔡英文(さいえいぶん)総統の承認で発効する。 陳氏は2023年1月、辞任した蘇貞昌(そていしょう)前行政院長の後任として現職に就任した。次期行政院長には卓栄泰(たくえいたい)前行政院秘書長が内定している。 閣議後の記者会見に出席した林子倫(りんしりん)行政院報道官によれば、陳氏は蔡氏が総統就任以来、台湾の経済成長に尽力し、台湾株も最高値を記録したとした上で、これらは全て行政院のチームがリレーをつないで努力して得られた成果だと言及。蔡政権下で行政院長を務めた林全(りんぜん)氏や頼氏、蘇氏が丈夫な基礎を築いたことや、行政院のメンバーがそれぞれの職務を全うしたことに感謝すると述べた。 (頼于榛、葉素萍/編集:田中宏樹)